名刺がない (PD-67)

僕は狭い待合室のような所にいる。僕の対面には吉永小百合がいる。僕と映画かドラマで競演するようだ。僕は左側のソファに座っている彼女のマネージャーに名刺を渡す。吉永小百合にも渡そうとするが名刺がない。名刺入れが3つもあるのに一枚も入っていない。あせった僕は自分の仕事のリーフレットを渡す。多分僕のやっているソーシャル・プランについて書かれたものだろう。(ソーシャル・プラン=僕が30年前から手がけている、社会性・公共性を持った企画。しかしその実現は中々難しい)

名刺入れの一つには普段僕の使う取引先の名刺が入っている。でも普通は名刺入れの二つには僕の名刺も入れているはずだ。3つ目の名刺入れは僕は持っていない。吉永小百合はビックリするほど美人ではない。多分中年になっているからだろう。これがもし若かったら、光り輝くようでとても僕は直視できなかっただろう。

次の夢でも名刺がない。僕はAK社の取締役KMと営業のMTに連れられて、農水省のビルに入っていく。ゴチャゴチャしたオフィスに入っていくと、管理職が一人と若手が数人いる。AK社の二人は管理職と世間話をしたり、オアイソを言ったりしている。僕は幾ら名刺を探しても出てこないので、苦し紛れにショルダーの中から有り合わせの企画書を取り出し管理職に渡す。それは水上温泉?あたりでやる予定の、ウォーキング・イベントの企画書だ。しかもこれは冠協賛料が1億を越す大型イベントだ。

しかし農水省に企画を出しても、せいぜい後援を取り付ける位のものだ。冠スポンサーが付かなければ実施出来ないイベントだ。(僕は昔日本スリーデイマーチで1.5億の協賛料を集めた事がある。僕がというよりはDA社の会長だったTBの力だ。その時昔懐かしいSOGOの水島会長にも会った…)

管理職は僕らを連れてエレベーターで下に降り、近くにある大衆飲み屋に入り、皆で生ビールをとり乾杯した。皆ジョッキーだが何故か僕だけは小さなオチョコで、それで管理職のジョッキーと乾杯する。そのあたりで目が覚めた。 (2010年4月29日)


※以前に書いた「笑う男」で、黄色い衣を着た年配の男が「ガハハハッ」と豪快に笑い、山の上で皆に話していると書いた。そしてその男は誰だろうと書いたが、昨日のTVの池上彰の「学べるニュース・そうだったのか」で、黄色は反タクシン派の色、タイ国王の色だと分かった。しかし僕の夢とは無関係かもしれない。タクシンは農村や貧しい人を救う政策を進め、それに反対する都市のエリート、金持ち・権力層と軍部のクーデターで国を追われた。

プミポン王がどうも反タクシン派の肩を持ったようだ。でも82歳という高齢なので、口数が少なく真偽のほどは良く分からない。これは一アジアの国の事だけではなく、今後世界的に起こる政治的事件だろう。一部に富が集中するのか、皆が薄いが公平な富を得るのか?だからタクシン派がいまだに治まらないのも無理がない。選挙ではタクシン派が圧勝しているのに…。国は本当は国民のものだから。(日本も官僚に富が偏っている事実を早く是正して欲しい。官僚の何と陰険な事か?あの事業仕分けを見ると、官僚のコズルサに胸が悪くなる…)

※※民主党が官僚の給料を下げられないのは、彼らが官公労をバックにしているからかも知れない。そういう意味では民主党も、早く国民政党に脱皮しなければならない。