怪しい社内コンペ (SD-28)

今日は日本の会社のゴルフの話。夜半に夢を見て、それがテーマで朝まで続く。近頃このタイプの夢が多い。夢の中で構造を考えていくとか、ストーリーを作ったりする。だから結構疲れる夢だ。

ある会社で(僕の知らない会社)ゴルフコンペをやろうとしている。しかも外人(欧米人)だけで、日本型の社内コンペをやろうとしている。外人といってもバリッとしたビジネスマン・タイプではなく、どちらかというとアーチスト系のラフな格好をした人達である。多分ゴルフなんかやった事のない連中だ。

やり方は日本式?せいぜい5組位で、それでも馬券を作ったり、間に合わせの練習をやらせたりする。コンペ当日はしまらない格好の異様な連中が集まった。勿論ゴルフをあまりやった事のない連中なので悲惨である。林から林へキンコンカンコン。フロムバンカー・ツーバンカー、やっとグリーンに乗せれば、グリーンの端から端まで行ったりきたり。後ろの日本のサラリーマン達が渋い顔をしている。何だこの変な外人達は?確かにいい迷惑だろう。

何とかコースを回った外人達は、ヘロヘロになって帰ってくる。日本のゴルフがすっかり嫌いになっただろう。しかもコースは混んでいてレストランは高い。皆ゲッソリしている。こんな事は初めから予想された事だ。会社は何が狙いなんだろう?ヒョットすると社内の平日ゴルフを牽制するため、それが外人にも広がらないように、日本のゴルフのくだらなさ・下賎さを叩きこもうとしたのかも知れない。そうであればこの会社は中々深慮遠謀である。

日本は世界に冠たる社用ゴルフの大国である。今でもそうなのか?このいびつな形は世界でも珍種である。日本の軟式テニスとともに。でもゴルフをやらない僕に、何でこんな夢を見せるのか?昔若い頃止むを得ずやって嫌な思いをした。朝暗いうちから家を出てそれでも間に合わない。しかもプレー料金はバカ高い。スコアをごまかす仲間。コース上で交わされるレベルの低い会話。何と低俗なスポーツだろう。でもこれは日本に限られた事。しかしバブルがはじけてから、少しはまともになったかもしれない。

今は宮里藍?や石川遼が世界で活躍する。ゴルフのイメージもスッカリ変わった。でも訳の分からない夢だ。夢に登場する外人のアーチスト達も可哀想な事だ。日本人とゴルフがスッカリ嫌いになっただろう…。  (2010年8月1日)