「トンデモ新聞」 (ND-4)

数日前夢に見た「某新聞の悪行」について、何でこんな夢を見るのだろうと少し気にしていたら、ブックオフで「AS新聞の正義」という文庫本を見つけたのでとりあえず買ってみた。小学館文庫で著者は小林よしのり井沢元彦である。井沢の「逆説の日本史」は何回か読んだ。視点が面白く鋭い人だと思った。その面白さは梅原猛の著作とも共通しているのではないか。小林よしのりは「ゴーマニズム」で売れている漫画家である。漫画家というよりはむしろ評論家か?何かを書く時でも膨大な資料を読み込んでいる。

僕はAS新聞については、戦前は戦争を賛美し、戦後は一転共産主義社会主義を賛美する。つまり体制順応、大衆迎合のたいした事のない新聞かと思っていた。しかし800万部の読者がいるので影響力も多大だ。だがYUが1000万部で、この新聞は骨っぽく意外と正論を書くと思っていた。それと近頃評価の高い経済紙のNKがある。(MN新聞はミニASだ)


ところがこの本を読み出すと結構とんでもなかった。AS新聞は必死になってこの作家たちを潰そうとしている。大人気ないと言おうか、何故そんなにむきになっているのか良く分からない。だから僕はこの本を一気読みにしてしまった。すると夢に該当する悪行がドンドン出て来た。AS新聞はただ単に商売の上手い新聞だけではなく、かなり狂った新聞である事が分かってきた。(これは「AS新聞の正義」という著作に基づく)

読んだ内容を要約するとこうである。普通新聞などのジャーナリズムは事実に即して正確に報道するのが基本である。(当たり前の事だ)ニュースや記事に先入観や思い込みが入ってはいけない。まして事実を歪曲しては絶対いけない。ところがこの新聞は平気でそれをやり、記事が間違っていても訂正もしない。つまりこの新聞はある主義や国家のプロパガンダ新聞である。それじゃあ「赤旗」と同じで、キチンとしたジャーナリズムではない。それが800万部の部数を擁しているのは(今は本当は何部まで落ち込んでいるのか?)非常に危険な事である。

簡単に言うと共産主義社会主義が正義であり、民主主義、資本主義は敵である。それとこの新聞と同様な考え方をする仲間がいる。日教組と団体職員と左翼的学者・弁護士連中である。だからAS新聞はこの基本路線に沿って記事を書く。場合によっては捏造された記事も掲載する。「事実はこうだではなく、事実はこうありたい」を記事にする。それではまともなジャーナリズムとは言えない。共産主義社会主義プロパガンダ新聞である。事実彼らは情報を操作し800万読者を洗脳しようとしている。これでは戦前の「大本営発表」と同じである。さすが元戦争賛美新聞だ。(やる事が変わらない)

今までの記事で「南京の30万人大虐殺」「従軍慰安婦問題」「薬害エイズ問題」などでいい加減な情報を元に日本を悪く言う。小林・井沢が記録や事実を基にして反論すれば、これに対し事実ではなく情実で反論する。「そんなことをしてはいけない」と言う。それが事実でもないのに。こうなると彼らはもうジャーナリストではない。単なるコミュニスト共産主義者)?だ。だから共産主義社会主義国家のやる事は全て正義になる。だから当然間違った。北朝鮮を褒め上げただけではなく、ソ連を褒め上げ中国を褒め上げる。文化大革命を評価し(実態は文化大虐殺。3000万人が命を失ったという)チベット侵略を正当化し、カンボジアで大虐殺はなかったとする。国内ではオーム真理教を評価し、薬害エイズ問題ではあの阿倍教授を評価する。とにかく書くことがメチャクチャだ。これを平然と読んでいる読者たちも不思議な存在だ。ASイズムに洗脳されているとしか思えない。こんな新聞を取っていなくて良かった。とにかくアメリカや日本は悪で、ソ連・中国・北朝鮮は正義だ。(この本はもう10年前の本だ。今でも同じ論調なのか?)逆に如何に日本のエセインテリがいい加減なのかが分かる。

AS新聞の読者の中核は「主婦」「教員」「団体職員」だそうだ。なるほど主婦であれば事実よりも情実の方が訴求力がある。小林・井沢に言わせればAS新聞は「残留左翼」「人権真理教」「反日日本人」であり、日本が共産化しなかったことを悔やむ集団である。彼らの唱える「人権」「護憲」「平和」は偏っており、単なる空想論・理想論に過ぎない。なるほど、これが事実であれば日本は危ない。でも今は政治も経済もスッカリ様変わりしているから…。これからも読者に対して情報操作やマインドコントロールをやろうとしているのか?まるで巨大なオーム真理教だ。でも読者の中核が主婦というので何となく分かる。あのどうしようもない社民党と同じなのだ。とにかく日本は悪く、政治も大企業も悪く、戦争も軍隊も悪く(但し共産軍は正義の軍隊だ。虐殺しようが国民を虐げようが…)とにかく事実とかけ離れた空想論・理想論を言う。確かにこれだと事なかれ主義の主婦にはうける。つまり社民党共産党日教組、左翼学者と同類なのだ。

これはやはり壮大な社会悪だ。(この新聞の虚報性に関して)しかも正義を装うから一層タチが悪い。戦争を賛美し嘘を書いた戦前と同じだ。賛美するものが単に社会主義共産主義になっただけだ。「事実を正確に客観的に報道する」という普通のジャーナリズムとは相容れない新聞なんだ。つまり僕の見た夢は正しかったんだ。その前の民主党大敗の夢でも、AS新聞はこれから先情報操作しようとする。これからもこの新聞と局には要注意だ。また嘘を書かないように!でも僕はAS新聞は取っていない。(昔からバカバカしくて読めない)でも嫌な夢、嫌な事実だ。本当にろくでもない新聞なんだ。でもYUやNK、SKがあるから、選ぶのは国民自身だ。もしこのブログで誰かが怒るなら(誰も読んでないか…)小学館文庫「AS新聞の正義」を読んでからにして欲しい。(僕も昔は仕事でAS新聞にはお世話になっている。こんな夢は本当は困るんだ…)