MTD-4  (PD-149)

昨日の夢はMTD(またかいドリーム)だった。これで今年の初夢は何の示唆も得られなかった。何時地震が起きるとか、何時富士山が火を吹くとか、もうじき民主政権がもろくも倒れるとか…。

初めは何度も見たように、ワールド・シニアツアーのテニスイベントの準備が間に合わないで焦っている。スポーツ会社のスタッフとジタバタしたり、アメリカと連絡を取る為国際弁護士のSZ先生と連絡を取ろうとしたり、とにかくイベント半年前なのでもう間に合わない。毎回混乱と焦燥のイメージ。つまり僕のやってきたイベントは相当神経を痛める仕事だったのだろう。もう10年を過ぎたが、これからも僕のトラウマになるのだろうか?

場面は転換して、僕は大きな体育館の中の出口に近い所にいる。僕の隣には出入り禁止にしたSDがいる。一緒に床に座っている。そこにクーデター男のMZが来る。彼はこの体育館で賭けテニスをやり全勝する。かなり儲かっただろう。僕は彼をネタに素人テニスイベントを企画しょうとする。どうもこの頃天敵のSDもMZも僕になれなれしい。

どうも僕の心の中では彼らをもう許しているようだ。そりゃそうだ。裏切りやクーデターや人を陥れる事など、人間の日常茶飯事の行動だ。誰しも自分に有利になるように行動する。例えそれが後ろ暗い事であっても。僕も昔傲慢で随分人を攻撃し陥れたかもしれない。というか組合活動の時何度か経営陣を追放した。因果は巡る火の車?お互い様というかオアイコだ。だからこの頃そんな社会に自分も含めて嫌気が差し、社会との連絡を絶っているような状況だ…。


あのキリストの使徒達でさえも自分の師を裏切った。裏切ったのはユダだけではない。でもキリストが磔刑になりしばらく経つと、彼らは師の教えを広める為の使徒となった。だから人間は罪深く、勇気に欠け、見て見ぬ振りをするどうしょうもない生き物だ。でも片方では良心や正義感も残していて、それが人間の悩み、葛藤になる。釈迦が2500年前に覚り、中道・四諦・八正道を説いても、凡人は相変わらず穢土・因果の中で過ごしている。だから多分一々それを怒っても仕様のない事だろう…。  (2010年1月5日)