さえない初夢 (SD-48)

今年の年末・年始はこれといった夢も見ないで過ぎた。多分31日の夜だと思うが、親父と次男の夢を見た。死んだ親父は忙しくメッタに夢に出てこないが、その日は暗い部屋で布団を敷いて寝ていた。隣には次兄がやはり寝ていた。そこに僕が入っていくという夢だ。これは兄の死を、次に僕の死を示すものなのか?今年の兄の年賀状には珍しく「何もしてあげられなくてすまない」的な事が書いてあった。それだけでも僕には十分である。我儘でいい加減な次兄がやっと人並みの感情を持てるようになった。人間それだけでも進歩である。それは兄のためにとっても良い事だ。

2日の夜は夢の記憶はなく、今朝はあまり意味のない夢を見ていた。誰か中堅の男優が付き合っている女優と記者会見をする。多分UFOに誘拐されたみたいな内容だった。何だか数十年前の映画を見ているような内容である。出て来た女優は素っ裸だった。見事に恥毛も晒している。これを舞台上でやっている。男優は昔の五木寛之みたいな顔をしている。それにしても無意味な夢だった。いまさらUFOでもないだろう。

僕は昔からUFOが嫌いである。その存在は、いるだろう位には思っているが、それがどういう存在なのか考えたくもない。他恒星系からの来たのか、人によって見えたり見えなかったり、パッと消えたりするところから、異次元の間を行き来しているのか?でもあまり考えたくもない。いても別に不思議ではない。だから僕は昔からUFOなんかは見たくないと思っていたが、一度だけ雨の夜御殿場上空で見てしまった。翌日の新聞に出るかと思ったが出ていない。つまりこれも僕だけに見えたのかもしれない。だからあまり好きな存在ではない…。  (2011年1月4日)