砂浜の波の壁(PD−273)

今朝は二度目に起きる時に夢を見ていた。僕は小樽の熊碓海岸の砂浜にいた。僕は海から数メートルの位置に立ち海を見ていた。海は荒れていて?渚には10メートル位の高さの波が垂直に立っていた。つまり海面が書き割りの絵のように、灰色で垂直の壁を立て、その上は波の丸い小山が峰を並べるように立っていた。そして砂浜にも波頭にも白波は立っていない?全面灰色である。

この海の向こうには、死んだ親父が船で向こうの陸地?に行っている。船と言っても小さな手漕ぎボートである。僕のオフクロも僕の背後にその存在を感じる。その僕も船に乗って船出しようとしている。でも10メートルの海の壁にどうやって船を出すのだろう?何しろ浜に10メートルの書き割りのような波が建っている。だから海は荒れているはずだが、頭頂には丸いうねりが立っているが、それは少しも動かず書き割りの絵のようだ。

こんなところに一体どうやって船を出すんだろう?僕は少し途方に暮れる。でも僕の親父はその内帰って来るだろう。それにしても親父やオフクロの夢は本当は只事ではない。彼らは僕に一体何を言いたいんだろう?書き割りのような波は一体何を現すんだろう?小樽の熊碓海岸の夢はこれまでも良く見た。それらは夢によってさまざまに変化し姿を変える。例えば海岸のすぐ先に小さな美しい砂浜が有ったりする。でも実際はそんなものはない。海の底が畳のように四角く区切られていて、僕は何かを得ようとそこに潜っていく。あるいは近くにある小樽港の防波堤を、防波堤の外側をどこまでも潜っていく。僕は海の静かさと暗さを増す青さを不気味に感じている。


僕にとって海の夢は一体どんな意味が有るんだろう?僕の健康状態を現すのだろうか、それとも僕のビジネスを現すのだろうか?それと海は一体何の象徴だろう?一年位前には小さな島の砂浜で、大きなハマグリを3個取った夢を見た。でもそのハマグリも一体何の象徴だろう?やはり僕にとって海の夢は不可解で不可思議なものだ。もしこれが何かのメッセージであれば、こんなに不可解な示し方をしなくてもいいのに…。だから海の夢を見てもいつも意味不明、難解で悩んでいる。そしてその内忘れてしまうが、また時々海が夢に現れる…。