内なる宇宙と黄色に光り輝く星 (PD-01)

今夜は珍しくYMの夢を見る。暗がりの中に小さく彼だけがいて、僕に連絡しているような感じである。その後で見た夢は僕がDB社に机を置き、数人の女性を使い仕事をしているような様子である。女性の一人は例えば、横浜ツアーガイドのようなことをやっている。他もそれぞれ自分の仕事をしているようだ。つまり今年何度か見せられている夢、少し高い崖のようなところから思い切って狭い穴倉、水の中に飛び込む。水の中でも不思議に息はできた。その内その穴からストンと落ち、薄暗い事務所のようなところに着地した。机が5台ぐらい付けて置いてあるが誰もいない。その夢を数回見たが少し戸惑った。今夏仕事仲間のTRの事務所を出て横浜の自宅に帰ったが、もし勤めるのなら誰もいない机だけ置いてあるところに行くのか?人を集めなければならないのか?その中のスタッフの一人なのか?(僕は経営者はやりたくない…)そんな状況の中でちゃんとやっていけるのか?相変わらず糖尿病で体がだるい。だからやや不安な夢である。同じ夢でユッピーは穴の中に飛び込み、しばらくしてユッピーの服だけが下から出てくる。つまり世間や水商売に飲み込まれたのか?2つの夢を結びつけると、もし行くとすればDA社ではなくDB社?(DA社はどうも昔の部下のWBが邪魔しているようだ)意外性のある夢だ。

翌日義兄KJの夢を見る――

暗い中でKJから電話がある。誰かが死んでそれを誰かに連絡してくれと言う。しかしはっきり聞こえず、090-4??、良く聞き取れず電話は切れた。これも今年の早くに見た夢と連動する。僕の長兄と義兄のKJが出てきて、KJが僕を下に引っ張り降ろそうとする。僕とKJはもみ合ったが、僕は糖尿病にも拘らず以外に力があり(夢の中だから…)、僕は引き摺り下ろされなかった。KJも長兄に頼まれ嫌々やっているので、苦笑いしながらまじめにやっていない。下は1階なのか地階なのか、立派なフローリングの部屋である。僕のいる上も立派なフローリングだが、作りかけで壁は途中でギザギザし上には空が見える。この夢は幾つかの示唆を含んでいる。KJが死んだ長兄と暗い中で一緒に出てくるのは、ヒョットするとKJも既に鬼籍に入っているのか?そういえば今年はKJ家から年賀状が届かなかった。姪のNO子からは来ているのに。想像すれば、KJが死に姉はそれを僕に知らせず、それは僕が会社を潰して以来赤貧洗うが如しで、両方の兄弟からお金を借り尽くし、誰が死んでも葬儀や旅行に出ることもできないからである。だから僕は身近な人の不幸が起きないようただ祈るだけである。

もうひとつの示唆は、下に降ろそうとしているのは2つ考えられる。一つは長兄が僕の散々の苦労を見て、もうこちら(あの世)に来ても良いのではないかと考えたか、もうひとつはその時頑張っていたデジタルサイネージの企画・営業を止めさせ、本来の広告・販促業務に引き戻そうとしたのかもしれない。おそらく後者だろう。それはその後見た夢が示唆してくれる。その夢は2回見た。僕が「内なる宇宙」の中で(自分の心の中の宇宙…)新たな構築物を作ろうと一生懸命頑張っている。それは電子機器を積み上げかけた形をしている。ただその後ろに「黄色に輝く渦巻く雲に包まれた大きな星」がある。その後見た夢はその星が消えかけようとしているところである。それは多分、自分の不得意なコンピュータ関連のデジタルサイネージを止めて、今までの広告・販促企画に戻れと示唆しているのではないか?事実サイネージの営業は、せっかく良いところまで行っても、ことごとく大手企業に持っていかれている。確かに個人で数千万、数億のセールスをまとめるのは無理であり、先方の立場に立てば、怖くて個人の僕に発注できるはずもないか…。

それと自分の中に「内なる広大な宇宙」があるのには驚いた。その中に「黄色に光り輝く、渦巻く雲に包まれた大きな星」がポッカリ浮かんでいた。ブルブルわずかに震えながら…。確かに人知無極、大昔空海も修行の途中、自分の中に金星が飛び込むのを知覚した。「僕の内なる宇宙」は暗黒ではなく、薄明かりの中に星々が輝いていた。やはりこのことは自分の人生残り少なしといえども、市井の無名人といえども、宇宙の中のたった一人の存在、自分を大事にしていかなければいけないと再度強く認識した。 (2009年9月24日朝)