草野球 (PD-20)

馬鹿でかい芝生のフィールドである。そこで広告会社DA社とどこかが草野球をやっている。試合が終わってピッチャーのIKが土手の芝生に座っていた。僕がどうだったと聞くと6-6だったんだけどと言った。つまりそのあと大量失点したらしい。僕はコカコーラが見に来ているので売り込んだらどうかな?と言ったが、IKは無理じゃないですかと言った。ただそれだけの夢だ。

IKはDA社にいた時優秀なプランナーだった。今は受験関係の出版社の役員である。その出版社のインターネットシステムを構築したようだ。優秀な男である。DA社の夢を見るとき良く出てくる男だ。彼も例のMZクーデターの時DA社を辞めた一人だ。数日前もDA社の夢を見、広い教室の中にDA社の昔のメンバーがたくさん座っていた。その中にIKもいた。僕は窓際に座っていて、IKは僕の後ろに座っていた。さらにその後ろは奥に部屋があり、社長だったオトウサンKMと管理室長のSTがいて、教育事業のOKと話している。OKはサイドワークが激しくて首になった男だ。

でもこの会社は誰が良くて誰が悪いか良く分からない会社だ。社長のオトウサンも人柄は良いけれど、決してこの赤字会社を立て直せるような人ではなかった。そして数十年?赤字を続けていた。良くこの会社が存続できたものだ。(今でも細々と存続している)でも今回の不景気では広告業界電通を含めて殆どが売上を2ケタ落としている。新聞社も出版社も悪い。デパート、スーパーも相変わらず悪い。つまり古い業態がその存続の危機を迎えているのが今回の不景気の実体である。視点を変えればれば、経済・社会が大きく変動し、時代は変わる。古い業態から新しい業態に転換する時期がソロソロ来ていると言える…。