怪しい困惑 (PD−21)

怪しい困った夢だ。僕と僕の女房、知人のOとO婦人がピンクっぽい一つ部屋にいて、敷かれた夜具は乱れている。婦人達は下着も下へずれ恥毛も黒々としている。O婦人は大事な秘所さえ半ば見えている。Oは僕の女房に手を伸ばし、僕はO夫人の足を開こうとしている。夢とはいえ困ったものだ。O夫婦はともかく、僕等夫婦は実際はもう歳で、どちらも使用に耐えない?ガラクタだ。特に僕は水虫で他人と交われば白鮮菌?を移してしまいそうで、モラル的にもやってはいけない事だ。女房も皮膚に疾患があり、今やお互いに触れるのを避けあっている関係だ。笑えるネ。Oは僕の女房に好意を持っているようだし、O婦人は僕に好意を持っているようだ。O婦人はキリリとした美人である。僕の女房も昔美人?である。夢とはいえ不謹慎な事だ。

僕は糖尿病のせいもあり、あちらの方はもう数年前から役立たずだ。年も年だししょうがないとも思っている。幸いここ数ヶ月性欲の方も殆どない。これは仏教では大きな煩悩の一つで、大昔の修行僧は若い頃から出家し五欲を断ちひたすら修行に励んだ。でも体に溜まるものはどうしたのだろう?これは物理的なものだ。放っておくと終いには漏れ出してしまうだろう。下穿きがガバガバの修行僧などみっともない事甚だしい。釈迦も悟りの前マーラ(魔神)の娘達の誘惑に打ち勝っている。釈迦といえど原始的、あるいは種の存続の為の本能?に打ち勝つのは相当辛い事だったのだろう。

大昔のゲルマンの物語を読むとセックスは日常のスポーツのようなもので、男も女も一日に何度も相手を変え、人の見ている前でも平気で交わる。むしろ女性のほうが積極的だったという。おおらかなものだ。そしてゲルマン戦士達は女性を大事にした。それがたとえ奴隷であっても。厳しい気候・風土が人間の種の存続の為、性行為を緩やかにしたのだろうか?それとバイキング達は意外と民主的だ。全ての事を皆で相談して決める。今の北欧のフリーセックスや社会福祉国家の姿は、やはりこの地域の歴史に根ざしたものだろう…。

日本も昔は性モラルは緩やかで、古代農民達は野で平然と咬合ったし、平安貴族達も通い婚で多くの女性達と咬合した。それとセックスも歳というよりは健康状態の問題だろう。ピカソは90代で20代の女性に子供を生ませている。羨ましい?事だ。それにしても突然生々しい夢を見たものだ。困惑しつつも元気な頃の昔を憧憬してしまう…。  (2009年12月26日)