WATER INSECT  (PD-32)

水虫を和英で引くとまさに水虫=ウォーター・インセクト、味も素っ気もない。水虫というよりはウォーター・インセクトと言ったほうが相応しい夢を真夜中に見て、ヤバイ・コワイと思いつつ目を覚ました。

昔ながらの銭湯に行き裸になり靴下も脱ぐと、僕の足は水虫で皮がめくれ惨憺たる様子。仕様がないのでそのブクブクした皮をむくと、足全体の皮がすっぽり取れ中は空洞であった。そして足の骨組みが金属になっていてつなぎ目に何個かのボルトが鈍く光っていた。「俺はターミネーターかい?」僕はあわてて靴下を履きなおし家へ帰っていくところで目が覚めた。結構ショックであった。とうとう足がロボットになってしまった。しかし別に歩きづらい事はなかった…。

僕は糖尿病歴が長くもう15年位直らないまま放って置いている。とはいっても糖尿病の副作用(合併症)が色々でてくるので、この頃は薬だけはちゃんと飲んでいる。しかしその他の食事等の注意はあまり気にしないので、血糖値やHbA1cの数値は凄く悪かった。自慢じゃないけど血糖値は400〜500台(食事後)、HbA1c(Hbはヘモグロビン)は8〜9台。ヘタをすると入院が必要な数値だ。その他眼にきたり、水虫も副作用の一つだ。

仕様がないのでこの頃は多少食事に気を使うようにし、血糖値・HbA1c用に人に薦められてランカ茶というサプリメントを飲みだした。するとア〜ラ不思議、アブラカダブラ、血糖値は180台(食事後)、HbA1cは6台に落ち込んだ。もう少しで正常値に戻る。このランカ茶というのはスリランカのコタラヒムブツという蔓性潅木の樹皮や根からとった?成分が入っており、インドのアーユルベーダー(自然治癒療法)で5000年の歴史を持つものだ。このサプリメントとは縁があり、2年前にそのプロモーション企画を書いた。人間の経験則に基づいた古くからの知恵というのはたいしたものだと思う。漢方も同様だ。しかし少し困るのはやたらに屁が出ることである。音は小さいがボボボボ…、べべべべべ…。臭いはあまりしない。スティーヴン・キングの「ドリームキャッチャー」に出てくる、クソイタチに体を乗っ取られた人の屁よりははるかにマシである。(怖いぞ〜ッ。あのエイリアンのように人の内臓を食い散らし、成長すると肛門を食い破って出てくる…)

数値が下がったので少し安心していたら、水虫でターミネーターの夢だ。まさか顔の皮膚を剥がすとターミネーター頭じゃないだろうね?恐ろしい…。水虫は数年前今はやりの足の爪の水虫になった。親指の爪がゴリゴリになる。(死んでいる?)皮膚科の医者は一日2回位塗り薬を付けろと言ったが、面倒なので週一回にしている。僕は医者の言うことを全くムシするミズムシのような人間だ。(医者は昔からあまり信用していない…)でもこの警告の夢はさすがにショックだったので、今日は久しぶりに風呂に入り水虫の薬をタップリ塗ろう。部分ターミネーターにはなりたくない。(でも風呂は少なくとも週に一度は入っている。それと毎日風呂に入る奴の気が知れない。北海道にいた昔から風呂は嫌いだった…)  (2010年1月28日)