あの男は誰だ? (PD−34)

僕はDA社の中にいた。今日は会いたくない奴らの勢揃いだ。近頃の夢は底意地が悪い。僕が追放したSDが偉そうな顔をしている。大物会長でマスコミを騒がせたTUや仕事をしない不思議営業のTN、徹底的に僕を敵視した企画部長のHYもいる。僕はそこでしがないバイトをしているらしい。これではDA社にいた僕に悪意ある人達のオンパレードだ。何ともご苦労さんなこった。

DA社は引越しをしようとしていて、ダンボールの固まりが一箇所に積まれている。いる人数は総勢10人にも満たない。SDは生意気にも僕にダンボールを運ぶように指示している。不愉快な夢だ。どうもDA社はドンドン小さくなるようだ。その中に中背のガッシリした男がいた。僕の知らない男だ。でも僕に好意を持っているのは何となく分かる。名はHYというようだ。そこで眼を覚ました。

ヒョットするとその男はDM社の取締役広告本部長ではないのか?DA社がどうしようもなくなり、元の親会社のDM社がリストラに乗り出したのか?僕は翌日とぼけてDA社の営業担当取締IKに電話した。「DM社の広告本部長は何というの?」と、彼はそれに応えてFTですと言った。HYではないんだ。FTは電通の仲介により某出版社からDM社に移ったらしい。中背のガッチリした男だとの事。その男は夢では眼の大きい色の黒い男であったが、電話ではそこまでは分からない。

DA社はまた某企業、名も知れぬベンチャーに買収されたらしい。何度買収されれば気が済むのか?そしてまた首切りをやるらしい。その内一人もいなくなるのではないか?もう既に12人のインディアン状態だろう。そんな無名のベンチャーに買収・リストラされるのではなく、元の親会社のDM社に手を入れて貰ったほうが良いのではないか?もういい加減にさすらいのエージェントは止めたほうがいい。このままでは早晩消滅するヨ…。  (2010年2月2日)