文字か雨か (PD-40)

白いボードに僕は何かを一生懸命書いている。四角の囲みがあり下が欠けている図形の中に、僕はひたすら何か書いている。文字ではないようだ。縦に何本かの線を引いている。まるで雨が降っているような図形だ。これを次々と限りなく続けている。一つのボードが埋まると次の新しいボードに取り掛かり、それを際限なく続けていく。ゴッソリ溜まったボードを繋ぎ合わせ足を付けて、駅前の広い場所に手作りで展示する。ちょうど昔の雪の中の合格者発表ボードのようだ。(僕は過去何勝何敗だったっけ?)

その集合ボードは縦3M、横10M以上はありそうだ。巨大なボードの中に雨が降り続けている。(図形の印象がネ)回りにはパラパラと人だかり。一体これは何だ?僕は何でこんな無駄な事をしているのか?ヒョットすると昨年9月から始めた2本のブログの事か?無意味な事を書き連ね?両方でもう100本を越えている。我ながら良く続くヨ。昔からこんなに文章を書く事が好きだったのか?それとも暇つぶしとして格好なものなのか?(30過ぎからプランナーをやっていて、僕の企画はいつも文字が多すぎた…書かずにはいられない?)

景色的には回りは何となく雪っぽい。(今朝目を覚ますと外はウッスラと雪が積もっていた。今年は雪が多い…)僕はその内バスに乗って出かけ蒔田で降りると、下の娘の陽子が近づいてきた。(蒔田は南区役所がある所)彼女は女子高生姿。セーラー服と薄茶のコートとチェックのマフラー姿が可愛らしい。そういえば娘のセーラー服姿は余り記憶にない。これは多分若い頃の姿だろう。陽子は実際はもう30を越している。僕ら夫婦にとって陽子は天使のようなもので、この頃時々僕らを助けてくれる。自分の幸せを犠牲にしてでも…。何でこんなに良い子なんだろう?女房の血筋か?僕は我儘で自分主義で他人の迷惑を余り考えない。こんないい子になって神に感謝感謝。この子はその内きっと世の中に役立つ事をするだろう…。 (2010年2月18日)