ソフト・テニス (PD-58)

何と僕はソフト・テニスを、つまり軟式テニスをやっていた。何十面もある横並びのクレーコートの一面で、相手は一人。背の高いスポーツマンらしき男。メチャメチャ上手くコーチクラスだ。あるいは昔の名選手。こちらは二人、片方はどうも僕の嫌いなSDのようだ。

どうも上手く打てない。球の飛び方が分からないのと、ラケットの振り方もおぼつかない。ホームランかゴロのどちらかになる。その内一面のコートに10数人が入る。これじゃあラケットを振れない。1コートせいぜい片面2人がいい所なのに。困惑している所で目が覚めた。

大体テニスの企画をやるうちに、日本の軟式テニスには凄く反感を持った。いかにも日本らしいセコイ変型テニスだ。(テニスとは言えないか)多分明治時代?海外からテニスが入ってきて、それを日本でも出来るように安っぽくアレンジしたのだろう。多分最大の原因はボールの問題だろう。ボールは値段が結構高く(今でも高い)すぐに消耗する。空気が抜けて使えなくなる。それを長く使えるように安っぽいゴムボールにしたのだろう。でもこんな事を幾らやっていても世界には通用しないし、逆に硬式テニス発展の妨げになる。事実今でも中学は軟式テニスが多い。才能が伸びる大事な時期に将来に結びつかないムダな事?をやっている…。

幾ら日本でやっていても、軟式テニスは世界では全く通用しない。これはやはり安上がりにしようとした、日本の姑息なやり方に思える。普通の硬式の世界大会で200キロのサーブを打ち、ドカンドカンと激しいラリーを繰り返すあの迫力の前では、軟式は子供の遊びだ。軟式のお陰で日本のテニスの発展がどれだけ妨げられたか?やはりビジネスと同じで国際基準で行かなければ…。

と怒ってもしようがないが、まさか夢で軟式テニスをやるとは夢にも思わなかった。この夢は一体何なんだ?  (2010年4月3日)