一転暗転 (SD-15)

昨日は巨大なUNKO池に驚かされた。でもUNKOはお金や富の象徴。(経験的に)しかし今日は一転してどうしようもない暗い夢だ。だがこれも良く見るパターンの夢。

僕は東京を離れてど田舎に行く。多分仕事で。どうも東京から北のほうだ。暗くなって帰ろうとすると、ど田舎なのでもう電車がない。僕は近くの温泉旅館に泊めて貰おうとするが、空き部屋はないと断られる。そして何処何処まで行けば東京行きの鈍行がまだあると言われる。(これも良くあるパターンだ)

僕は大きい道に出てタクシーを拾おうとする。駅まではとても歩いていけない。しかし幾ら待っても空車は通らない。仕方なく道を歩き出す。間に合うかどうかも分からない。しかしこの道も工事中で道に大きな櫓が組んであったり(その櫓を這い降りる)その先は道が深く掘られていたりで、まともに歩けもしない。道には夜間工事の人達が沢山いて、こんな夜中に一人で何をやっているんだろうと、不審そうに僕を見ている。

これではとても駅へさえ行き着かない。ヒョットすると道端に野宿かもしれない。しかし夜でも寒さは感じない。凍死する事はなさそうだ。そこで目が覚めたが、このパターンは時々見る。東京に戻ろうとするが電車の都合で戻れない。あるいは戻るため長いホームを跨線橋を跨いで走る。やっと乗ると鈍行で、しかもとんでもない所に行く。という元の場所に戻れない不安な夢だ…。でもまたかで近頃僕は大して驚きもしない。

次の夢も穏やかではない。時間は昼で画面は明るく空は青い。沢山のグループが三々五々ある方向に向かって歩いて行く。街の中ではなく木々が色濃い自然の中だ。(幹は細いが丈は高い。木の上部が葉でコンモリしている)若い男女もいるし、家族連れもいる。しかし僕はこの人達が皆死んでしまうのを知っている。何で死ぬのかは分からないが、とにかく皆死んでしまうのだ。

という事で今日の夢は暗い。僕の元の場所に戻れない焦りの夢と、多くの人達がのどかな田園風景の中で(あるいはその先で)死ぬ夢だ。(コンモリと木々は見えたが田んぼは見えなかった。木の下は芝草のようだ。木の感じからするとどうも南のようだ)人には何時どんな事で不幸が襲いかかるか分からない。たとえ風景はのどかでも、人の運命は一寸先は闇だ…。  (2010年5月14日)