死体発見 (SD-17)

その男はパソコン画面で衛星画像を見ていた。アマゾン河とラプラタ河の合流地点で死体を発見する。死体は何故か人の目線のように見える。つまり水平から見ている映像だ。大して大きくない日本の河原のような所に、太った大柄な男の死体が仰向けに横たわっている。水は普通の透明な色だ。(茶色に濁っていない)周りは普通の木々が生い茂っている。男は少し水につかり、水を飲んでいるのか腹がブックリ膨れている。どうみても向こうの顔だ。(頭は禿げていて両側に黒い毛が生えている。アーリア人ではなくアラブか南米系に見える。着衣は普通の茶色のズボンに多分青い縞のシャツだ。ネクタイはしていない)

この男はどうも衛星画像で死体を捜しているらしい。始め画面に河の画像が現れる。それは真上から見た映像である。アマゾン河が血管のように分岐して上に伸びている。その左側(つまり南に)にラプラタ河があり、縦の本流から右側に多くの支流が出ている。(左側には見えない)その支流の何処かがアマゾン河にぶつかっているのだろう。でもラプラタ河という名前は聞いた事はあるが、ブラジルにあったかどうか記憶にない。その姿も異常である。右側だけに支流が延びている。地理的にはそんな事はありえない?まァ夢だから仕様がないが…。

大体かなり大きな組織でなければ衛星の拡大画像は見れない筈だ。そうであれば死体を捜す彼はCIAか?近頃テレビのアイリスを見たり、グリーン・ゾーンイラクの街並みの拡大映像を見たりで(街の中を逃亡する人間を拡大して追跡できる)夢の中にまで衛星画像が出てくるのか?それとここ数日立花隆の宇宙ものを読んでいたり、昨日は以前ノベライズで読んだフライトプランジョディ・フォスター)をやっていたりで、やはり老人の僕も時代の流れの中にいる…。

後で調べて見るが、アマゾンの隣にラプラタ河はない筈だ。このブログは見た夢をそのまま書いているので、現実との整合性は必ずしも取れていない。つまりかなり荒唐無稽だ。この頃は特にこの傾向がひどく、僕は近々コケルのではないか?まァいいや、夢はもう一つの別世界だから…。  (2010年5月22日)


※地図を見てみたらラプラタ河はなかった。(地名索引にも出てこない)アマゾンの下側(南)はトカンチンス河だった。でも僕の記憶の中にはラプラタ河はあった。ヒョットすると歴史の中の河か?(バビロンとか楼蘭のように…)

※※ラプラタ河はあった。立花隆の「宇宙からの帰還」で宇宙飛行士が宇宙船から見ている。アルゼンチンのブエノスアイレスの傍を流れる大河だった…。