ブレーキが消えた (PD-79)

僕は車を運転している。脇道から大きな道に入ろうとする。道は凄く混んでいた。右へ切ったハンドルを左へ戻し、走行車線に出ようとした。僕の車には女房をはじめとして4〜5人乗っている。車の中はギューギューだ。

右へハンドルを切る時、右の人に(女房か?)車が来ないかどうか見てくれと叫ぶ。(僕の位置からは右がよく見えない)しかし僕の声は伝わらない。左側にはタクシーがいる。注意深く左へハンドルを切るが、タクシーの何処かにコツンとぶつけてしまう。僕はあわてて車を止め、車を降りてタクシーに駈け寄る。タクシーの運ちゃんも下りて来た。タクシーは濃緑色でボロボロだ。ボディがデコボコしている。

運ちゃんはタクシーを見て「大丈夫だ。へこんでないヨ」と言った。一安心だ。僕は車に戻りまた運転を始める。僕の右にも左にも人が乗っている。つまり僕は車の真ん中の座席で運転している。だから自分の右側もよく見えない。(何故かサイドミラーがついていない)車は混雑を抜けて先へ進む。少しスピードも出てくる。

僕は前の車に近づいてきたのでブレーキを踏む。「アレ〜ッ、ブレーキがないッ!」ブレーキの位置に足を伸ばすが何もない。足は宙をさまよう。このままでは危ない。前の車が近づいてくる。僕はアクセルを踏まずそのままにしておいた。(本当はシフトダウンすべきなのに)その内足にブレーキが触れ僕はあわててブレーキを踏む。普通にブレーキがあった。「何だあるじゃないかッ!」

車はそのまま下り坂にかかり下のインターチェンジに向かう。僕はまたブレーキを踏む。またブレーキが消えた。足は何もない宙をさまよう。僕はあせる。そこで目が覚めた。嫌な夢だ…。

この夢のポイントは幾つかある。沢山の人が乗っていて、僕は真ん中で運転している。(僕の左右に人がいる。しかもサイドミラーがない。こんな車は見た事がない)次はブレーキが消える。ブレーキなしの車は怖い。(当たり前だ)そしてタクシーとの接触。(事故ほどではない)僕もこんな車は初めて乗った。嫌な車だ…。  (2010年5月24日)


※この夢はヒョットすると僕の別ブログへの忠告か?僕は別ブログで散歩の事や小説の事や旧約聖書の事、さらに時々政治的時評も書く。この政治的時評が危ないのか?でも僕の政治姿勢は中道だ。(と思っている)だから車の真ん中で運転しているのか?この車にはバックミラーがないから後ろは振り返れない。そして右ハンドルは右寄りの意見か?左ハンドルでぶつかったタクシーは左寄りの人か?でも今の所どちらにしてもあまり偏ってはいない筈だが…。でも一応気をつけよう。