お父さんが死んだ (PD-91)

今日の夢は一晩中「お父さんの死」に関することに終始していた。しかしお父さんは僕の枕元には現れなかった。僕は彼にとっては不肖の息子であったからだと思う。僕は例のMZクーデターでDA社を追われた時、その時社長にカムバックしていた「お父さんKM」の肝いりで小さな会社を作った。そして一年後大手通信系会社の冠スポンサーで「チャンピオンズテニス」イベントを始めた。これはマッケンロー、コナーズ、ボルグなど元有名チャンピオンの集まりで、シニアツアーを世界展開するイベントだった。僕は日本大会のプロモーターになった。この冠スポンサー獲得にはお父さんも関わっていた。

しかし僕は6年後?このツアーの終了とともに自分の会社を潰してしまう。この冠スポンサーが5年間でスポンサーを降りてしまったからである。しかもこのイベントは全然儲からなくて、毎年3000万円の赤字を出した。僕としては会社を潰さざるを得なかった。それがお父さんにとっては痛く気に入らなかった。僕は不肖の息子になった。彼の実際の息子は銀行マンなど手堅い仕事をしている。彼は今年もう90歳を回っていたと思う。91か92か?とにかくタフな男である。

僕は会社を潰した事から元DA社の仲間からも離れている。田舎の大学の東京在住グループとも離れている。お金に困っている破産者などと付き合う仲間達は殆どいない。だから今回もしお父さんが死んでも誰も知らせてくれないかも知れない。でもそれならそれでいいや。僕には香典代さえ事欠くからだ。お父さんの死の知らせは夢では何故か田舎の大学グループから入ってきた。FSという2年先輩の男が家を訪ねてきてお父さんの死を知らせた。僕と女房はあとで伺うと返事をした。葬儀場は何故か僕のマンションと同じ建物の中にあった。行けばDA社や親会社のDM社の連中がゴッソリいるだろう。僕は多分白い目で見られるだろう。しかし何故そこに同学グループがいるか良く分からない。(以前の夢でも彼らはゴッチャになっていた)

僕は同時期にMZクーデターを快く思っていなかった、HK社に行ったKNの事が何か気になる。彼は優秀で大手通信会社の扱いを獲得しHK社で羽振りを利かせている。この夢には多数の人々が関わっている。葬儀は数百人という規模になるだろう。僕はお父さんには本当に世話になっているので、もし死んでいればあるいは近々亡くなれば、何らかの形でおまいりをしなければならない。時がたつという事は身近な人が消えていくという事だ。お父さんだけではなく僕の近親者の中にも危ない人達がいる。それと僕がこけても経済的に葬儀などは出来ないだろう。女房・子供だけで火葬場直行かもしれない。今の所我が家の墓もない。このあと一体どうなるのだろう?  (2010年7月3日)