セックスランド (PD-93)

今日の夢も何だか無意味な夢だった。僕らはソープランドが集まっているビルの4階にいた。仲間はその内の一軒に入っていった。僕は自信がないのでこの辺の仕切りオバサンに、立たなくてもいいか訊いてから入ることにした。(何とも情ない…)ここ数年糖尿病のせいか僕の息子は固くなる事はない。というか66歳にもなれば普通もうだめなのか?

僕が週何回か散歩する伊勢崎町商店街のそばを通る鎌倉街道?沿いにはソープランドが林立している。僕は何時も阪東橋か横浜橋でバスを降りる。降りた左側にはズラッとソープランドが並ぶ。しかも表通りに堂々と。近頃こういう店も市民権を得たのか?僕は昔エイズ騒ぎが起こってからは怖くてこの手の店には入った事がない。そして僕が通りかかっても男や女の客引きから声を掛けられた事もない。僕の人相風体から客ではない事が分かるのだろう。最も明るいうちからそんな店に入る者は殆どいない。

話を戻し僕らはそのビルの4階にいたが、そこに某テレビ局のスタッフが4人ばかり通りかかる。彼らもこのビルに興味があるようだ。中に一人極めつけの美人がいる。僕らは挨拶を交わしそれからある店に入るが、それぞれ個室に案内されるのではなく、その先は広いテーマパークのようになっていた。僕らはズラッと並んだテレボックスからどこかに電話をかけている。僕らの仲間の中に元DA社の制作部長STもいる。彼はサトブツと言われ、麻雀をやっている間中何かブツブツ呟いている。人にはそれぞれどうしようもないクセがあるようだ。

そのランドの中には先ほどいた某テレビ局のスタッフもいる。僕らはいつの間にかそのテーマパークを出て岡の上に立っていた。岡の上からは俯瞰でそのテーマパークが見えた。夢は唐突にそこで終わる。だから僕も含め夢に出て来た皆誰もいい思いはできなかった。何と無意味な夢だ…。養老孟司に言わせれば、夢は毎日見るがそれは殆ど憶えておらず、憶えていてもそれを正確に記述する事は難しいと言う。だから僕も夢の大事な部分を見落としているのかもしれない。でもいいや所詮無意味な夢だから…。  (2010年7月9日)