混乱と混沌 (SD-25)

今日は一晩中ゴチャゴチャの夢を見ていて疲れた。まず政治がゴチャゴチャになる。政治というよりは政党か。政党が皆小さくバラけまとまりがつかなくなる。次はまたマスコミがゴチャゴチャ言う。特に例のあの大衆迎合新聞とその系列局がゴチャゴチャ言う。彼らお得意の国民に対するアジテーション(扇動)を展開する。戦前からの彼らの得意技だ。国民の混乱は一層増幅される。(その新聞の言う事は良く記憶していないが、多分例の左がかった事を言うのだろう。しかし彼らの本音は違う所にある)

二日前その局のお調子者のニュースキャスターが、みんなの党の渡辺にしつこく食い下がっていた。選挙後民主とは決して組みませんね?約束してくださいと。(選挙後もし組めばこれは格好の攻撃材料になる。またアジる材料が一つ増える)渡辺は困っていた。選挙の作戦として相手党との違いを明確にし、攻撃するのは当たり前の事である。その後その党同士が組むのも政治・政党戦略の一つ。それを事前に封じようとするのはやりすぎではないのか?あるいは謀略の臭いがする。僕はひょっとしてこの新聞社と系列局は本当は自民復活を望んでいるのではないかと思ってしまった。(紙面の論調とは全く別に)過去のバラマキ公共事業政策は彼らにとってもおいしい政策だったからだ。その背景には深刻な広告減収がある。民主とみんなの党が手を組んで改革を進められれば、某新聞社にとっては死活問題になる。(僕は昔その新聞社の広告部へ行って、その保守偏狭さに驚かされた事がある。紙面の論評とやっている事はまるで逆だった)

また昨日チラッと菅の最後の街頭演説を聞いていたが、ガッカリさせる内容だった。自分の不用意な発言に対する言い訳である。菅は過信したのかもしれない。鳩山が降りたとたん支持率が急上昇。それを菅に対する個人的支持だと勘違いしたのではないか?だから奇兵隊内閣などというちょっとピンボケな発言をしたのだろう。奇兵隊を作った高杉晋作は確かに凄い天才である。しかし前にも書いたように、奇兵隊の実権を握った山縣はあとあと長州閥のボスになり、いわゆる藩閥政治の領袖になった。そして民兵である奇兵隊は維新の役割を終えると、やる事がなくなり国に帰り荒れた…。

どうも民主党はまだ政権をとるほど成熟してないのかもしれない。トップに立つ者が、言わなくてもいい事を言っては国民を混乱させ支持率を落とす。鳩山の県外、国外発言や小沢の2人候補作戦など無謀さと強引さが目立つ。菅も消費税を持ち出し支持率を急落させた。その割に行政改革、官僚改革には熱心とは言えない。既に官公労や官僚に言いくるめられたのか?それでは話が違うではないか。国民は民主には改革を期待した。自民のどうしようもない公共工事による土建・箱物政策から脱却しようと…。だから改革をしない民主党には「ノー!」を突きつけざるを得ない。民主は早くも第二の自民党と化したのか?何とも軽薄で底が浅い事だ!

今まともな事を言っているのは「みんなの党」位かもしれない。だから今日の選挙では民主は落ち込み、自民はまあまあ、みんなの党が予想以上に伸びるのではないか?これを機会に日本にとって無意味な存在の社民党共産党は消えていって欲しい。マスコミで訳の分からない発言をもっともらしくされるのは国民にとっていい迷惑だ。あの福島のシタリ顔の縦ジワはもう見たくない。共産党も国民の不満を煽りそれを得票源にしている姑息な政党だ。彼らの最終目的はあくまでも共産革命である。たとえ共産主義国家が没落しても…。とにかく今後しばらくは政界は混乱・混沌状態になるのではないか?我ながら一晩中嫌な夢を見続けてしまった…。  (2010年7月11日朝、参院選投票日)