TM先生の顔 (PD-94)

昨日のブログでAS新聞の悪口を書いたら、途端に今朝起き掛けに懐かしいTM先生の顔が出て来た。TM先生は僕の北海道デザイン研究所時代の先生であり、僕がフリーをやっていた20代後半、AS新聞のデザイン室にいて僕に色々仕事を出してくれた恩人である。この夢の中で僕はDA社のプランナーでAS新聞の広告企画を考えていて、彼に広告料金の問い合わせをする。何とか安い料金でやりたかったからである。彼はわざわざDA社まで来てくれて僕と打ち合わせしようとする。彼を媒体部長のSDに紹介しようとする所で目が覚めた。

僕は昔TM先生を通じてAS新聞には大きな世話になっているので、昨日のブログでAS新聞グループをボロクソに書いたので夢の中に現れてきたのか?でも彼は10年前位に同社をリタイアしている。とにかく懐かしいがドキッとする夢だった。(自分の過去や経歴と、自分の思考や理念が食い違うのが困る所だ…)

昨日の選挙結果は大筋夢に見た通りだった。民主は大敗北、国民新党はゼロ、与党は大幅に過半数を割る。みんなの党が二桁に届いたのは当然としても、自民の躍進が以外だった。(しかしこれは結果であって、自民の総得票数は減っている。逆に民主は増えている。つまり本当は民主の作戦ミス。自民にとっては敵失による得点だ。だから僕の夢の“自民はマアマア”が正しいのかもしれない)僕の嫌いな社民と共産が低調だったのは結構な事だ。(彼らに支持母体がある限り最低限の当選数はある)

民主への不満がみんなの党に流れるのは分かるが、自民党が躍進したのが本当に以外だった。自民はまだまだ底力を持っている事が分かった。(多分地方・地域組織がしっかりしているのだろう)そうであれば自民は若返りを図り、もっと革新的な政党に脱皮して欲しい。自民でも行政改革、官僚改革はできる筈だし、土建・箱物政治からの脱却もできる筈だ。国民は大きな意味で、以外と政治の左傾化に不安を抱いたのかもしれない。

僕は本当はみんなの党が20議席位はいくと思っていた。しかしそれは10に留まり、残りは自民に行ったのか?そうであれば急激な改革を望まない層も多数いる事になる。最も公務員だけでも膨大な数がいるから、彼らはみんなの党には入れない。自分達の首を切ろうとしている党に入れる殊勝な奴はいないだろう…。

今回の結果は基本的には菅の軽率な消費税発言が直接原因であるが、もっと大きな意味では民主の経済政策と外交能力に不安を感じたからではないのか?民主の経済政策は何時も具体性に欠ける。(経済音痴の民主党?)外交政策・能力も普天間に象徴されるように国民に不安を感じさせるものだった。しかしそれがあのヒステリックな福島の社民に流れたわけではない。だから日本国民は意外と堅実だったのかもしれない。共産党の小池が敗れたのも象徴的な事だ。(社民・共産は本当はもう歴史的役割は終わっている。早く解散すべき党だ)この後は昨日見た夢のように政治は相当混乱するだろう。みんなの党がどれだけキャスティングボードを握れるのか?民主党が政権を何とか維持できるのか?今後もしばらくは混迷の時期が続きそうだ…。

しかし良く見ると国民の選択は大筋でシッカリしている。国民新党が一議席も取れなかったのは、やはり郵政の後戻りに対する痛烈な批判だろう。小沢の二人作戦も全くの失敗に終わった。小沢はこれに対し責任を取らなくて良いのだろうか?一方菅とそのスタッフの責任はどうなるのだろう?これから民主は絶望的な?国会運営を余儀なくされる。まァ馬鹿なことをやってきたのだから自業自得か?(菅は本当に愚かしい。余計な一言が死を招いた。背後に財務省がいたのだろうか?)しかし僕は子供手当てや高速道路無料化はバラマキとは思わない。あれは行政政策で北欧では教育は無料の国が多いし、高速道路も普通海外では無料である。それがバラマキと言われる所に日本の特殊性があるのかもしれない…。  (2010年7月12日)