北海道再開発計画 (SD-32)

その女性は野心を抱いているようだ。東京から北海道に進出し、将来北海道を支配しようとしているように見える。(今でも北海道知事は女性だったような気がする)彼女はまず選挙に出、政治的立場を獲得した。それから事業を起こした。多分北海道の原料を使った自然化粧品のようなものだ。今や化粧品も国際的事業になる可能性がある。市場は国内に留まらず世界に広がる。彼女は女性の視点から北海道を再開発しようとしている。でもそれは新しい視点かもしれないし、面白いかもしれない。それまでの北海道は明治以来「開発」という男性的視点からしか進められなく、必ずしも成功しているとは言えない。  

もし道州制になった時北海道は独立採算が取れるエリアなのだろうか?しかし現状でも北海道は農産物、畜産物、海産物の重要な生産拠点だ。だからこれに幾つかの重要な工業生産力を持てれば今後充分やっていけるかもしれない。例えばIT産業やバイオ産業など。(多分製鉄、造船のような重厚長大産業ではなく、シリコンバレーのような先端事業になるだろう)それに商業面では既に観光、レジャー産業が盛んである。

それと時代的には毎年温暖化が進行し、日本は次第に熱帯化していく。ヒョットするとあと10年も経てば、北海道の気候は関東の気候のようになるかもしれない。そうなれば熱さを避けて皆北海道に移住するかもしれない。(その内南極にも人が住むようになるかもしれない)そうであればクリル諸島(千島列島)、アリューシャン列島、カムチャッカ半島、シベリア全域も今より活性化するだろう。

つい最近石原慎太郎の著作で、アリューシャン、千島、日本列島、フィリピン、インドネシアの長大な火山列島?と読んだような気がするが、この火山環はそんなに長大なのだろうか?しかしこれからは地球上で、今までの常識では考えられない事が次々に起こる。だからビジネスマンは、あるいは普通の人でさえ、新たなサバイバル戦略を立てて事業や生活の組み立てを考えなければならないだろう…。

僕もいつの間にか女房と北海道に移住していた。(元々小樽〜札幌の出身である)そしてそこで何か新しい事業を起こそうとしている。既に以前の相棒?NGが事業を起こしている。(但しNGは実際は既に数年前物故している)女の子を使ってプロモーション事業をやっているようだ。そういえば一月前位の夢で、NGが飛行機に乗って東京を去る。(行き先は北海道だったんだ…)さらに別の夢では僕と女房は海沿いを車で北に向かう。僕は娘たちを残していくのが不安でしょうがない。それで逆走するという夢だった…。  (2010年8月18日)


※娘たちは東南角の岩場の遠浅の岸で、ピンクの水着を着(姉はビキニ、少し太めの妹はワンピース)何時までも岸辺に佇んでいた。僕らは(僕と女房)車で北に向かおうとしていた…。

※※北海道の漁業は勿論全国一、08年146.5万トン、2958億円。農業は1兆円を越す。米は60万トン、じゃがいもは全国の78%を占める。