見てはいけない夢 (PD-112)

今日は見てはいけない夢を見た。僕ら3人はAOさんの事務所を訪れる。僕以外の2人の男は僕の知らない奴だ。AOさんは不在だった。僕らは事務所の中をウロウロする。僕は彼の机の上に6万円入りの封筒を2通見つけ、それを自分の懐に入れる。さらに何かの書類も盗み大型封筒に入れ持ち出す。僕は自分の事務所に戻りそれを何とか隠そうとウロウロする。そこでトイレタイムで目を覚ます。外はウッスラと明るかった。

こんな事をしてはいけない。これは明らかに泥棒である。AOさんには大昔から世話になっている恩人だ。だから今は僕はAO先生と呼んでいる。彼は大昔から面白い仕事をしていた。人と人とを結びつける人間接着剤の役割りを果たして来た。これ以上言うと彼が誰か分かってしまうので詳しくは言わない。彼はビジネス書でベストセラーも出している。僕は東京に出てきて何度も彼の世話になっている。MT社もDA社も彼の紹介で入社した。彼はいつもニコニコしていてまるで仏様のような人だ。(でも実際の仏陀は厳しい人だった)

僕は時々このような見てはいけない夢を見てしまう。夢の中とはいえ彼に申し訳ない。僕は換気扇の下でタバコを2本吸い、この夢を忘れる事を願い再び眠りについた。見てはいけない夢はまだ他にもある。人を殺す夢だ。今まで僕は夢の中で人を2〜3人殺している。こういう時は目を覚ますと汗でグッショリだ。決してもう見たくない夢だ…。

その後眠りについたが、今度は長女の運転する僕の車で横浜の海に向かう。砂浜に出るかと思ったら、長女は昔住んでいたNM団地の僕らの号棟の駐車場に車を停めた。僕ら3人は車を降りる。僕と長女と次女である。長女は昔住んでいた部屋に行こうとしている。自分の部屋のエアコンを置いてきたので、それを取り戻そうとしている。何だか彼女の性格通りシッカリしている。しかし無理だろう。その部屋を出てからもう10数年たっている。

僕は団地のグリーンスペースを歩いている。誰か知り合いがいないかどうか気にしている。黄色い花に包まれた小さいコブを上がると、若い男がいて「そこは皆花を植えた場所なので登らないで下さい」と注意を受けた。僕は「すみません」と謝った。若い男は野菜も植えていると言い立派な大根を掘り起こした。その他の野菜もあったような気がする。これじゃあまるで戦時中だ。日本もセコくなったものだ。でもこれは夢だから何でも有りだ。


結局AOさんの夢は忘れずに、ブログに書く羽目になった。でも仕様がない。このブログは見た夢を、記憶に残った夢を出来るだけ正確に書くものだから。それにしても近頃の夢は何だか情ない。小金を盗んだり、怪しい女の子についていったり。もっと夢は大きく、僕自身もシャンとしなきゃあ…。  (2010年9月19日)