地神の創造 (ND-9)

今日もまた夜中にふと目を覚まし不可解な映像を見る。大きな岩の上に何だか得体の知れないものがいる。どうもこの地域の神らしい。それもフッと現れた。どうももっと格上の神が造ったらしい。それは天神か天帝か?こうして汎神が作られた行くのか?その物体は巨大で頑丈な蟹を二匹ガツンとぶつけたような形をしている。多分生きているんだろうが、今の所動かない。その神は茶褐色をしていた。(まさか海の岩場で争う二体の神?)

僕は不可解な顔をしてそれを見ていたが、その姿は突然変わる。今度は裸の若い男がその岩の上で胡坐をかいている。色は白く腰布をつけている。まるで釈尊の若い頃のようだが、色は白いし頭髪は短いが縮れていないので日本人だろう。仏教でも悟りを開いた者は仏陀だけだが、悟りを開きつつある菩薩が多数いた。彼も菩薩位かもしれない。彼はこの周辺の住民を守る神になるようだ。(あるいは人さえいないのか?)日本には至るところに地神・地祇がいる。人間よりも動物が多いが。狐・犬・蛇・熊・猿、あとは創造の動物たち…。勿論人も神になる。日本神話の国造りの神から、昔歴史に名を成した人たちも。さらにはその人の怨念を封ずる為に神格化された者も多い。天神様などはその良い例だ。

中には自分で神を名乗った者もいる。信長は自分の木像を造らせ家来や住民に拝礼させお賽銭まで取った。傲岸と言おうか不遜と言うべきか?しかし信長は第六天魔王と言われる事の方が多い。というか自ら第六天魔王と名乗った。確かに彼の行動は人間の領域をはみ出していた。でもその荒療治が古い中世を破壊した。そうであれば信長も明らかに天に遣わされた破壊神、魔王であっただろう。彼が安土城下に造った寺は総見寺と言ったっけ?でも安土城が燃える時に城下町も燃えてしまい、今はその残滓さえ見つからない…。


今日の地神は何処に生まれたのか?一体何を守る為なのか?全くもって分からない。でも涼やかで美しい顔をしていた。まだ若いのに可哀想に、多分五欲を断って厳しい修行をした人だ。おっとその前の二匹の絡み合った蟹のオバケは一体何だ?でも自分の中から出たイメージだから(何処からこんなイメージが出てくるのか良く分からないが)あまり気にする事もないか…。  (2010年9月20日


※あの若い僧はまさか前原じゃあないだろうね?そうであれば彼は尖閣問題で正論を吐き、いかれた中国人に殺される?そしてその魂魄は地上に残り尖閣諸島を守る。なんて恐ろしい創造をしてはいけないネ…。(でも前原さん気を付けてッ!)

※※天神地祇:天の神と地の神・国土の神、第六天魔王仏道修行を妨げる魔王→9・25(土)、北鎌倉を歩いていると第六天魔王を祀った寺があり、その説明文を読むと神奈川で100箇所以上のこの神?を祀っている寺があった。結構ポピュラーな魔神なんだ…。