通話妨害 (PD-125)

懐かしいAK社のODさんより電話があり、仕事を発注したいとのメッセージが残っていた。どうも商品の撮影らしい。それもどうもニコン(35ミリ)でいいようだ。ODさんは昔僕がAK社のアパート商品を扱っていた時の担当で、今やその事業のマーケ責任者である。現実にはもう僕はお呼びじゃないが、夢の中では懐かしい限りだ。ODさんは広告担当者とは思えない優しげな人だ。

僕はパソコンで撮影データを取り出し、商品の確認をする。でも依頼作業が建築物件かどうかは分からない。AK社は大企業なので多くの事業や製品を持っている。大企業ではよく他事業部への移動がある。僕は彼とアポを取ろうとして電話をかける。相手の事務所が見える。沢山の人がいて女の子も多い。ODさんは一番偉い席にいる。彼は電話を取ったが、突然電話がプツンと切れる。僕は切っていない。誰が切ったんだろう?これでは通話妨害だし、営業妨害である。

でもその後何とか彼とは連絡が取れた。でも相当前から僕の仕事や就職を?誰かが妨害しているような感じがする。一度ははっきり夢に出て来た。以前DA社の部下でクーデターを起こし僕らを追い出し、その後あっけなく肺癌で死んだMZや、僕が使いまわしていた性格の悪いSDがはっきり僕の前途をさえぎった。以前もこの事をブログで書いた。死霊も悪さをするが、生霊も中々手強いと。

MZクーデターも私的な欲望によるクーデターで、MZがもっと給料が欲しいとか、銀座で女の子に囲まれて飲みたいとか、偉ぶりたいとか、志の低いクーデターであった。だからかなり強引に組合を説得した。だから優秀な人材が嫌気をさして大量に辞めた。このクーデターは結果的に会社の力を落とす事になり、MZはそれから間もなく肺癌で死んだ。まだ若いみそらで。天の裁きの何と恐ろしい事か…。

でもこのクーデターの経緯はマンガチックだった。この事件の最中、MZの逗子のアパートには大量の注文もしないカツ丼や寿司が出前で届けられた。「カツ丼30人前お届け〜ッ」「寿司50人前お待ち〜ッ」、その度にMZは怒り狂った。「頼んでね〜よッ!」まるでマンガだったと聞いている。人間の何と愚かで浅ましい事…。お釈迦様も嘆かれる低レベルな闘いだ…。


どうも昔僕は我儘で傲慢だったので、死霊にも生霊にも邪魔されるようだ。人間の嫉妬や恨みとは恐ろしいもんだ。でも何だか笑えるネ。たかが身すぎ世すぎの事なのに…。それとその後のDA社を見ていると、能力のない連中が仕事ではなく権力争いばかりやっているので、何だかババッチイので近頃近寄らないようにしている。どうも人間社会は猿社会よりも落ちるようだ。どうもシンプルではないし筋が通っていない。何だかグチャグチャだ。でも今日の夢は懐かしい優しいODさんの顔が見れ、元気そうだったので良しとしよう…。  (2010年11月1日)