狼と教祖 (PD-131)

昨日は寝入りざま巨大狼に追いかけられる。体高1メートル、体長1.5メートル位はありそうな巨大な狼だ。上は真っ黒で下の方が茶色だ。顔は長く尖っている。そして耳がピンと立っている。まさか犬ではないと思うが。僕は町の辻の中を逃げ回る。町は古びた廃村のような所で砂塵が舞っていた。画面は暗い。そして僕はある木造の廃屋の中に逃げ込む。その家のドアは太い格子になっていて、僕はそのドアをシッカリ閉める。格子のドアなので外は見える。狼はゆっくりそのドアの前に来て、そのドアをガリガリかじり始める。真っ白い巨大な牙が見える。

僕はそのドアがもうじき食い破られる事を認知する。家の中は荒れ果てて部屋の仕切りもない状態だ。僕は何処に逃げたらいいんだろう?その時目を覚ました。部屋は暗く僕の女房が隣のリビングでヒソヒソ長話をしている。毎晩電話で長話…。電話代は一体どうするんだろう?とにかく女性は話が長い。目覚まし時計を見ると午前一時を回っていた…。

起き掛けには僕は札幌の僕の大学のそばにいた。大学は藻岩山の真下にある。僕はその近くのまばらな住宅街をウロウロ歩いている。時々女子学生の集団とすれ違う。女子学生たちの白いブラウスが目立つ。皆は僕に頭を下げる。どうも僕は尊敬されているらしい。僕は大学の講師でもやっているのか?それとも新興宗教の教祖か?そんな事を何度か繰り返しているうち目が覚めた。その画面も薄暗かった…。  (2010年11月9日)


※夢に出てくる巨大な黒い狼は一体何だろう?この頃尖閣問題で中国を飢狼の国と書いているので中国の事だろうか?僕の逃げ込んだ廃屋は何処だろう?太い格子のドアがあった。でもその廃屋も安全ではないようだ。僕はどうすればいいんだろう?僕は何処に逃げればいいんだろう?