MTD−3 (PD-144)

相変わらずのMTD(またかいドリーム)で嫌になる。僕はDA社に荷物を取りに行く。相変わらず落ちそうなエレベーターに乗り、DA社の階に行く。降りると小さいが綺麗なオフィスがある。常務のWBがいる。僕は自分の荷物をまとめて帰ろうとする。するとDM社会長運転手?が僕に言う。TB会長が僕を探していると。向かいのビルを見ると上層階が明るくなっている。そこにいると思い僕は降りのエレベーターに乗る。

一階に着くと何とその階にTB会長がいる。3つの小さい部屋が並んでいて、右端がTB会長、真ん中がDA社社長。しかも中年のオバサンだ。左端は誰だろう?僕の知らない男だ。TB会長は外へ出てきて僕を対面にある小さなミーティング・ルームに連れて行く。そして彼らしく何だか関係のない話から始める。相変わらず回りくどい。それと気を付けなければ、とんでもない局面に巻き込まれる恐れもある。

TB会長は20年位前不祥事を起こしDA社を追われた。一時新聞紙面を賑わした。彼自身の晩節?を汚したと。その後も時々新聞種になるようなつまらない事件を起こしている。彼は戦後の大物フィクサー?の一人ではなかったのか?彼の交友範囲は凄く広く、皇室からヤクザの親分まで含んでいた。勿論ほとんどの大企業の大物は知っていた。だから僕のイベントの協賛金集めでは大変お世話になった。しかし基本的には怪しい人である。


そんな彼は生きていればもう90代半ばだろう。そんな彼が覚えの悪い僕に何の用だろう?懐かしさより不気味さがつのる。触らぬ神に祟りなしか?  (2010年12月8日)