水難事故 (SD-45)

今日は初めDA社で仕事をしていた。入り口近くの打ち合わせコーナーで原稿を入稿していた。数ページのファッション記事である。制作はKIチャン(NTTアドに行った男)、印刷会社はSN印刷だ。懐かしい?MT氏の顔も見える。でもこの仕事はわずか10万円で僕のマージンは15%で15000円だ。打合せを終わり僕は自席に戻った。僕の席は壁の後ろで暗くしかし机は大きかった。隣に昔の上司NSがいる。そこに人の良いICが顔を出す。僕は「元気かッ」と声を掛ける。彼は「まァ」と答える。僕は席を出て壁の向こうの明るい営業部署に声を掛ける。「NBちゃんはいる?」そこは5〜6人の営業部隊だ。僕の嫌いなYZもいる。夢はそこまでだ。何の意味もない?日常の職場風景だ…。

明け方は水難事故の夢だ。僕は小樽のクマウス海岸にいる。クマウスは小さな砂浜で今は郊外住宅地になっているが、昔は小さな漁村だった。昔はこの浜にもニシンが押し寄せた。小さい頃は浜近くでニシンを干す臭いが強烈だった。昔はニシンもイカも沢山取れたので、ミガキもスルメも大きな缶に入れて売っていた。今日のクマウスは地形が変わっていた。狭い砂浜の後ろは20〜30メートル位の切り立った崖になっていて、そこに人が群がっていた。この寒いのに岸の近くで8人位が水死したらしい。どうしてだろう?上から見る海岸は遠浅になっていて数十メートル先まで底が見える。そんな所で何故水難事故が起こるのか?そしてそれを悲しむ集団が10数人寒い水に浸かって海を見詰めている。彼らの視線の先には一体何があるんだろう?海は穏やかで小波一つない静けさだ。彼らは何か赤っぽいユニフォームのようなものを着ていた。彼らは誰なんだ?どういう集団なんだろう?

時とともに人が増え続け、崖の上は人垣で埋まる。テレビ取材の櫓も数本立っている。櫓が立つという事は海の先に何かがあるんだろう。僕はテレ東のTK女史がいるので声を掛ける。その時女の子が一人崖の淵を登り切れず、落ちそうになっているので手を出して引き上げる。僕はその子と仲良くなろうとするが、話しベタなのですぐ他に行ってしまう。その子は隣の年寄りと親しげに話し出す。

右を見上げると朝里に向かう旧札樽国道沿いには巨大なマンションが幾棟も建っていて、まるで有名観光地のようだ。でも現実にはありえない。ここは昔から過疎地域だ。一年位前の夢でこの坂から自衛隊の戦車隊が轟音とともに降りてくる夢を見た。クマウスがアメリカに?攻撃される夢だった。クマウスの内陸部に自衛隊の軍事施設がある。そこが攻撃される。そこでは大きな爆発音が聞こえた。小樽の街も攻撃されているらしく、避難民が手前のトンネルから溢れ出していた。でもここも既に攻撃にさらされている。


これは何かの象徴か?例えば北朝鮮がまた海沿いの町を攻撃し8人が死に、街の人達が悲しんでいるのか?しかし今回の夢は単なる水難事故のようだ。それにしても何故こんなに群衆が集まるのか?まあ夢だから不可解な事は当然だが…。  (2010年12月30日)