農業問題 (SD−50)

今日は一晩中農業、農家の夢を見ていた。農家の高齢化が進み、高齢者は跡継ぎもいなく農地を売る。皆60坪単位である。60坪って何アール?日本は簡単に農地を売れない。農地を売りそれが宅地開発なんかに繋がれば、更なる農業の衰退を招く。だから農地の売買には強い規制が掛かっている。

それに日本の場合、一農家当たりの所有農地が少なく、経済効率は凄く悪い。だから夢で60坪なんていう情ない単位が出てくるんだ。でもこの60坪とは何だろう?多分意味はないんだろうが…。日本は平野部での大規模化を図らなければならない。でも中山間部はどうするのだろう?何しろ日本の60数%が山地だ。

だから日本の場合、単なるアメリカやオーストラリアのように大規模化を図るだけでは、全体の対応は上手くいかない筈だ。多分日本独自のきめ細かい農業、農地対策が必要だ。(でも農水省の役人は頭が悪く創造性に欠ける)農業は今や街中や中山間地でも有効な栽培システムが構築できる。それと日本の農産物は安全で質が高い。だから必ずしも大量生産だけの手法ではない筈だ。我々も経済的な余裕さえあれば、輸入、特に中国産農産物なんかは食べたくない。今でも現実に凄く危険な食品である。農地や水が汚染されている以上、幾ら有機・無農薬などと言っても危険は免れない…。


でも今日の60坪は何だろう?多分無意味だとは思うのだけれど…。  (2011年1月23日)