OB教授現る (PD-152)

昨日イベントプランナー&プロデューサーのOB氏から遅い年賀状を貰った。何時もの変わった形、縦長の年賀状で(横幅は普通。縦が1.5倍位有る)一面には昨年の実績がギッシリ書きこんで有る。僕は彼の優秀さから「OB教授」あるいは「PRF.OB]と呼んでいるが、通信欄に今年の4月から実際に某大学の教授になるとの事。彼は長州顔のいい男で、タッパもあり実にサワヤカだ。元々DT社のプロデューサーで、有る時期に独立した人である。

今日の夢はそのせいかOB教授が現れた。僕らは引越しをしている。多分僕が東京で初めて勤めたMT社のメンバーだ。社長はその頃の広告業界の名物男で清水八十治と言ったっけ?その社長が部屋の片隅に陣取ったが、その部分のディスプレーがお粗末で、まるで幼稚園の飾りつけのようだった。多分彼の女秘書達がやった事だ。彼は怒っていた。

そこにOB教授が来てその部分の飾りつけをやった。壁面の絵も含めて、随分斬新なものだ。これは多分今読んでいる「ザッカーバーグ」の本のせいだろう。彼のオフィスは今でもハーバードの学生寮のようらしい。彼らが引っ越す時は車椅子にパソコンを乗せ、ガラガラと道を押していくようだ。そして部屋に適当なテーブルを見つけ、そこに無秩序にパソコンを並べる。ザッカーバーグも社員に混じり同じような事をする。彼の服装もいつもTシャツにバスケ用の膝丈のパンツ、それにアディダスのサンダルらしい。外部の重要な会議でも同じ服装で通す。そして部屋はゴミだらけで、壁には学生っぽい絵が描かれている。そしてロックがガンガン流れている。(映画でもそうだった…)

何のてらいもなくそうしているようだ。何しろ彼はビジネスをやっている積りはない。公共の情報システムを運営している積りだ。そして彼の事業ビジョンは未来的だ。今までの営利主義のビジネスフォームには全く興味を示さない。だから有る意味では彼は賢人だ。僕も映画と本を見て慌てて「フェイスブック」に入った。でも日本ではアメリカのようにコンセプト通り広がるかどうか?(日本人は物事を明確にさせない。全てを曖昧にしておく…)


夢の続きはその後、僕らも部屋の中に両袖机を確保、その机の配置で自分達の島を造っていく。そんな夢だった。だから多分隣には懐かしいSKさんやNJさんがいるんだろう…。僕の夢もとうとうスタート地点まで戻ってきた。でも今後まさか札幌DT社までは戻らないと思うけれど。ここはレベルの低い嫌な職場だった。嫉妬と懐疑の渦巻くオフィスだった。ど田舎のクセに。(少し言い過ぎか?)僕は半年で逃げ出し、東京に出て来た。もう40数年も前の事で、その頃出たてのカローラに乗って、スノータイヤと長靴を履いてひたすら東京を目指した。地図も持たずに…。  (2011年1月25日)