野菜理想郷?(PD-153)

今年に入ってからあまり夢を見ない。多分見ているんだろうけれど、印象に残る夢は少ない。3%エスパーもあがったりか?この頃はガタがきた体の手入れで、日常結構忙しい。医者の色々な薬を飲み、それに高価な健康食品を幾つか飲み、なるべく風呂に入り、勿論毎日のように歩く。文庫本を読み、ブログを書き、フェイスブックもやってみる。でも閉鎖的な日本人なのであまり外国風にはいかない?あまり実名性もない。ザッカーバーグの理想は日本では生かされない?いや僕のやり方が悪いだけか?(外国ではフェイスブックの情報伝達力は物凄い…)今は司馬遼太郎空海の話を読んでいるが、天才空海よりも秀才最澄の悲しさが浮き彫りにされ何だか物悲しい。(国際人あるいは宇宙人空海に対し、日本風お利口さんの最澄…)それに何だかこの頃スカッとしたことがない。

僕は女房と若葉町の通りを歩いていた。信濃町から脇に入りそのまま降りてくる。元池田首相の外人向けマンションを通り過ぎ、大塚着物学院の近くまで来ると昔のまま喫茶店アルフィーがある。(でも実際はもう数十年前に藤沢に転じた)街はウラウラと良く晴れていて暖かい。若葉町の本通りに出ると景色が変わった。両側は建物ではなく畑になる。それもあらゆる野菜が少しずつ植えてある。とにかく何でもある。トマトもレタスもキャベツもピーマンも大根も…。ここは大規模農家ではなく兼業農家、ヒョットすると家庭菜園かも知れない。だから回りは野菜だらけの理想郷と言うべきか?あるいは野菜郷か?


でもそれを僕らが食べらればなければ、僕らにとって何の意味もない。まさか黙って取るわけにもいかない。そうかといって道端に直売所もない。僕らは四谷3丁目方面に向かってブラブラ歩いていく。すると両側はすぐ野原になる。突然体がグラグラ揺れる。僕は目を覚ました。久しぶりの地震だ。目を覚ますと何ともう11時近い。良く眠ってしまった。テレビを付けると震源は千葉県沖、横浜も震度3だった。僕らは夢の中の色々の野菜を食えるのか?でも本当は僕は野菜はあまり好きではない。だから昨日も野菜ジュースの大きなパックを買った。食べる代わりに飲む積りだ。でも多分腐らせてしまう。だから野菜だらけの夢を見るなんて何だか皮肉だ…。  (2011年2月5日)