大人や如何(いかん)? (PD-180)

千葉県柏に大人(たいじん)がいる。180センチを超える巨漢だった。昔テニスの仕事で大変お世話になった。ご夫人はあのウインブルドン・ダブルス優勝の片割れである。この大人の家は古くから柏の、多分江戸時代からの大庄屋であり、お大尽だった。だから今でも柏の駅から自宅まで自分の土地を通って行けるという話を聞いている。歩けば小一時間は掛かる場所である。だからそのお屋敷には昔からの立派な門がある。歌舞伎門というんだっけ?

今朝明け方の夢で彼の顔が出てきた。僕はどうも呼び寄せられたらしい。僕は彼の自宅にいる。でも僕を呼び寄せたのはどうも彼の奥さんらしい。彼女も神戸の大金持ちの家である。少し前は彼女の姪が?やはりテニスで活躍した。僕の夢はその後カオスになった。つまりモヤモヤの雲が僕の周りに渦巻き何も見えなくなった。そこで目が覚めた。でもご夫婦とも懐かしい人達である。

彼は自宅近くの利根川沿いの土地に、大きなテニス施設を持つ財団法人を造り、ジュニアの育成を始めた。そこは10面の屋外コートと4面の室内コートを備えた、本格的なテニス練習施設である。多分彼の資産運用もかねて始めたんだろう。でもその土地は利根川の傍だ。多分昔は利根川の河川敷の一部だったんだろう。施設を造り一年もしない内に地盤沈下が始まった。コートが数センチ凹んだのである。勿論すぐ補修をしたと思うが…。でも思い出した。今度の大地震でどれ位の被害を受けたのか?黙っていても地盤沈下するのに、今度の地震では相当の被害を出したのではないか?河川敷で有れば当然液状化現象も起こす。お気の毒に…。今朝の夢はそれを暗示しているのか?


彼の所にはもう10年近く行っていないので、彼の現況は分からない。でもちょっとサイトで調べてみよう。もっとも大人(たいじん)なので、多少の事でへこたれるような事はないだろう。彼の家は本家の広壮な日本屋敷(親の住んでいた屋敷)とは別で、イギリスのコテージ風?だった。それでもでかい家だ。勿論広大な敷地の中にテニスコートが2面ある。大金持ちで大地主なら当然の事だ。奥さんの実家の庭にもコートがあったという。日本にもやっぱり昔から富裕階級はいたんだ。彼は本当はスキーが専門だったが(ドイツに?スキー留学した)帰ってから日本スキー連盟?には入らなかった。スキーは西武・堤弟の独壇場だったから、入る余地はなかったのかもしれない。でも世の中は諸行無常だから、今や堤兄弟の噂さえ聞かなくなった。人の世は本当に有為転変だ。せめて柏の大人に変わりがありませんよう…。