天空の晴れ上がり (SD-57)

今朝起きがけの夢はスッキリしたものだった。宇宙の晴れ上がりというか、画面は宇宙ではないので天空の晴れ上がりと言うべきか?僕は中空にいた。でも普通に立っていた。僕の傍には小さな子供がいた。年が小さいのか体が小さいのか良く分からない。(ヒョットすると天使かも?でも翼は見えなかった)そして中空には僕の書いた企画類や文章類が、四角い黒い塊になって浮いている。重そうな数メートルもありそうなゴツゴツした塊で。その傍には神らしきものもいる。昔の泰西名画で見た事があるような、黒っぽい貫頭衣をなびかせたヒゲもじゃの厳しい顔をした神である。(ヒョットすると彼はエホバか?でも僕はユダヤ人ではない…)以前に見た事のある絵だ。多分ミケランジェロ天地創造のアダムの傍に神がいる絵だったか?

そして僕の仕事は評価される。僕の企画や文章が。でもハッキリ分かるのは「アースパークプラン」位で、あとは何が含まれているのかよく分からない。その内容が解析され評価が短い文章になって出てくる。しかもその弱点、欠点まで指摘されている。「アースパークプラン」は熱帯雨林保護の企画で、破壊される熱帯雨林に何とか歯止めをかけ、再生しようとするプランだった。以前は地球の陸地の30%を覆っていた熱帯雨林は、20世紀に入ると破壊が進み、今や壊滅寸前である。熱帯雨林は地球の換気システムの役割を果たすもので、この仕組みが破壊されれば地球の生態系の破壊スピードは急速に進み、地球は深刻な事態を迎える。というか事実もうその破壊は始まっている。今では学者はもう間に合わないと言っている。だからこのままでいくと2050年を待たずアル・ゴアジュセリーノの言っているように、地球はひどい状態を迎える。人類の80%は死ぬと言う…。

僕はそういうソーシャルプランを幾つか書いた。でも僕の周りでは評価されなかった。日本人は規模壮大なものは苦手である。オリジナルなものも苦手である。僕が国際テニスイベントをやっただけで不思議がる。だから僕は企画を海外に送った。アル・ゴア宛や国連環境計画宛に。でも届いたかどうかは分からない。アル・ゴアには民主党経由で送った。そしてアル・ゴアからは連絡はないが、民主党オバマからは時々メールが送られてくるようになった。僕は地球一市民として企画を書いた。止むに止まれずに。別に野望がある訳ではない。今までも一プランナーとして、地球や日本にとって大切だと思われる事を企画化てきた。でもそれはスケールが大きすぎた。例えば「アースパークプラン」を実施するには数十兆円の金が掛かる。一応金の集め方も企画には書いてあるが。それは僕の周りの人が見れば、誇大妄想狂にしか見えない。でもアル・ゴアも「グリーン・マーシャルプラン」を書いているし、アメリカの慈善団体は数兆円、数十兆円規模のものも多い。何しろ日本とはスケールが違う。(でも僕はプランナーなので小さな企画も書く。必要に応じペットボトルの企画も書く。例えば「ポケボ」つまりポケットボトル企画のように…)


僕はそれらのソーシャルプランを地球市民の義務として書き、それが実現されなくても、自分の力量では止むを得ないと思っている。でも今朝の夢はそれを誰かが正確に評価してくれた。ヒョットして神が?だから僕は今日スッキリして目が覚めた。今までの心のわだかまりが消えて、僕の天空は晴れ上がった。事実夢の情景は朝焼けで、地平線は赤く染まり天空は濃い青だった。所々に朝焼けに染まった雲が浮いている。そして地平線は海だった。だから今朝は何だかスッキリした気分だ。自分の目に見えない努力を、ちゃんと見ていて、評価さえしてくれる人がいたようだ。あるいはそれは神だったのか?だからヒョットすると僕ももう彼岸に迎えられるのか?夢とはいえ何だか不可思議な情景だった…。