真夏の積雪 (SD-60)

今日の夜中は雪の中で目が覚めた。多分空調をかけっぱなしにしていて肩が冷えたんだろう。我が家の愚愛妻は暑がりである。だから昼もエアコンをつけた上に、扇風機の風を直接顔に当てている。だから体にいい訳はない。今も夏風邪を引いていて、毎日パブロンを飲み続けている。あまりいい習慣ではない。でも熱中症も怖いので、僕は女房のやりたいようにやらせている…。  

僕の見た夢はやや不思議なものだった。僕は神社の神殿の?前にいて、僕の後ろには赤ん坊を背負っている女房や、僕の一族のもの達?がいる。多分僕の娘達とその連れ合いだろう。この神社は高台の上にあるから、どうも小樽の住吉神社らしい。だから神殿までは急な石段を何回か登らなければ辿り着かない。そしてその場は深雪に包まれていた。どうも雪が降ってアッという間に降り積もったらしい。

僕は突然その急な石段を飛び降りる。雪が2メートル以上降り積もっていて、飛び降りても大丈夫だと思った。でもやはり着地するとその下は固い石段だった。つまり僕は自分の身長をはるかに上回る積雪の石段の上に飛び降りる。新雪はそれだけ柔らかかった。僕の後には赤ん坊を背負った僕の女房も続く。その赤ん坊はまだ生まれたばかりなのに、その飛躍を面白がる。小さい頃の父っ子だった次女のYO子のようだ。幸い女房も無事石段の上に着地する。僕はやはりこれはやや危険な行為だと思い、僕の後から続く女房親子や一族のものを心配する。そこでトイレタイムで目が覚めた。

でもその後もこの夢を見続けた。そして全体の状況を把握する。どうもこの雪は冬の雪ではなく、この夏の暑い日に、それも僕の居住地域の近くで、多分今日突然降り出し、数時間で2メートルを越す積雪になったらしい。この暑さの中で何故積もるのだろう?しかも雪質はサラサラの柔らかい粉雪である。そしてその雪は数時間後には全部消えてしまう。でもこの暑さなら当然だ。昨日も横浜は30数度あった。僕はこの雪降りの変な日に、何かをやってしまわなければならない。それは後の夢でハッキリ分かった。でも目が覚めるとそれが何か?自分がどんな役割なのかを忘れてしまった。でも確実に何かをやらなければならなかった…。

この夢のヒントとしては幾つか考えられる。この下るという行動は今までも何度か見た。それは僕の腎臓病を治すとか、その為に治療費を捻出する為に生活保護を受けるとか、そんな事に関連するように思えた。だから僕は昨日もその関係の機関に出向き資料を提出して来ている。そのおかげで僕は入院でき、腎臓の数値も良くなって来ている。僕の女房も病院に行き、適切な治療を受けれるようになった。でもその為には僕は僕と僕の一族、といっても僕の愚愛妻と二組の娘夫婦を道連れにしなければならない。つまりこれは僕個人の問題だけではなく、僕の一族に関わる問題である。だから僕のこの行動に対し僕の一族は何か大きな影響を受けるのか?それは僕には分からない…。

あるいはこの真夏に急に積もった粉雪は、何かの象徴であって(雪の夢は僕にとっては質の高い何かを表す。例えば仕事であったり、名誉であったり)僕が雪の中に飛び込む事は、何かの素晴らしい事への参加を意味するのか?あるいはこの粉雪は実は放射性物質であって、僕はその中に自分を埋没させる。でもそれは粉雪なので風が強く吹くと、アッというまに何処かに飛び散ってしまう。まさか?それは考えたくない恐ろしいイメージだ。でも近頃僕は放射性物質の夢を頻繁に見る。これは自分の意思ではなく、深層の無意識かあるいは誰かが見せている夢だ。でも雪の夢なので、できればワンダーな出来事が僕を包むと思いたい。

それと僕がその一日に果たすべき事とは、拡大解釈をすれば、僕はこの保護措置が効いている間に、自分の病気を全て治し、次のステップに進む準備をしなさいという事なのか?僕の生臭さ、僕の煩悩はまだまだ燻っているらしい。ああ恐ろしい恐ろしい…。でもこのブログを書いている時リビングから鐘の音が聞こえてきた。カーン、カーン、カーン…それは長崎の鐘の音だった。そうか今日は長崎に原爆が落とされた日だ。瞬時に7万4000人が死亡し、その後の放射能障害で死んだ人を合わせると15万人前後になるだろう。広島の27万5000人と合わせると、実に40万人を超す人々がたった2発の原爆で死んだ…。


であればこの夢の雪は放射性物質が降り積もったものか?人の背丈を越す真っ白な放射性物質?でも放射能の雨は黒い雨だ。それにしても近頃世界には放射能ピープルが確実に増えつつある。広島・長崎・アメリカの核実験場周辺、ネバダとか、ビキニ環礁周辺とか、チェルノブイリ周辺、新疆地区周辺、そして新たに福島周辺など。だからこれからも放射能ピープルは世界中に確実に増えていく…。人間達よ、それも世界の為政者達よ、ソロソロ目を覚まして欲しい。神の火を安易に扱う事がどんなに重大な結果をもたらすものかを…。