土地不法占拠? (PD-208)

昨日はと言おうか、今朝はと言おうか、とにかく良く寝てしまった…。午後11時前には眠り始め、朝6時半頃一度起き簡単な朝食を摂り、その後もまた眠り込んで、起きたのは昼の12時少し前だった。よほど疲れていたのか?本当に体調が悪いのか?昨日は散歩で1時間半位ゆっくり歩いたので、疲れが出てしまったのかも知れない。

その間の夢も何だか気になる夢、かなり荒唐無稽な夢だった…。例の腐れ縁のNGがまた出てきた。始めは僕と女房が我が家の6畳の和室におり(どうも数年前にいた池上のマンションのようだ)昔の客(クライアンツ)のBS社から電話が入り、何かの作業を頼まれる。電話では女性だったが、すぐに二人の男性がその部屋に忽然と座っている。懐かしいHSさんともう一人知らない男だ。座っているHSさんは「寒いよッ」と言う。僕は女房に「早くクーラーをつけろッ」と言う。クーラーじゃなくてエアコンと言うべきだろう。そこでトイレタイムで目を覚ます。

次の夢はどうもその続きのようだ。僕はNGと一緒にBS社にいるが、部長のOTさんが僕に短パンのようなものを一枚渡し「アメリカのレーガン大統領が、これをデザインして欲しいと言っている。宜しく頼むよ」と僕に言う。僕はもっと見本を欲しいのだが、これ以上はないと言う。BS社はスポーツ用品メーカーで、昔は大変お世話になったクライアンツである。しかしNGにも同じようなものを頼み、しかも彼には見本を沢山手渡す。僕はまた彼に差を付けられる…。

僕は我が家に戻り、その仕事を始めようとすると、NGが入ってくる。そして僕のいるリビングでやはり仕事を始めようとする。彼はムッツリしている。やはり彼とは腐れ縁に違いない…。でも問題はここからだ。この家は大昔僕の小学生の頃、今の南小樽駅の場所にあった我が家だった。この家の敷地は広く、新築の家の後ろには、庭と蔵と黒い倉庫があった。黒い倉庫とは倉庫の外壁が黒い鉄板で?覆われていたからである。そして通りに面した家の前は、数十坪の広さで空いていた。庭でもなく、とにかくただ赤土の空地?だった…。

僕らは部屋の中で仕事で動き回っていて、ふと外を見ると、その赤土の空地に、濃い緑のハンバーガー・ショップの屋台が、何時の間にか2台?建っている。(濃い緑とは街で時々見かける、フレッシュ・バーガーの店の緑だ)それも、下隣に出来た大きな地域スーパーの建物に、その正面を向けている。そのスーパーもやはり濃い緑である。つまりこの屋台は、スーパーの来店客を対象にしているらしい。僕は慌ててそこにいる3人位の男達に声をかける。「この場所は駄目だよッ!ここは我が家の敷地だよ。この側溝が隣との仕切りだよッ」しかし男達は知らん顔をしている。つまり我が家の土地に、しかも家の前に断りもなしに、ハンバーガー・ショツプを建てている。

彼らは僕の言う事に耳を貸さないので、そしてこの家には父も母もいなかったので、僕は慌てて110番に電話を入れた。ところが110番に出てきた男は、多分警察だが?僕の言う事を聞こうとしない。つまり110番もグルだった。僕は焦って、そこで目を覚ます。なんという無法な?これは明らかに不法占拠だ。しかも警察を取り込んでの?僕はどうすればいいんだろう?腐れ縁のNGはシラッとしている。やはり彼は僕に好意的ではないようだ…。

彼との経緯は以前に書いた。彼が死ぬ前に、彼に多少危ないと思われる客の仕事を頼んだ。でも彼には「危ないかもしれない」と断りは入れてあった。彼は「お前の判断に任せるヨ」と言った。彼も仕事は欲しかった。そして一度目の金は出た。でも二度目の請求後、その会社は潰れてしまった。だからお互いに数十万ずつの取りっぱぐれがあった。でも営業責任は僕にある。だから厳密に言うと、僕は相手から回収できなくても、NGに支払わなければならないのかもしれない。でも僕には支払う金がなかった…。

彼が突然頭の血管が切れて死んだのは。確かに体調も悪かったと思うが(死ぬ少し前に電車の中で失禁したらしい…)ヒョットすると、僕に仕事を紹介した怪しい仲間が(昔このブログに書いた、ダンプの下に潜り込んだ男の仲間)電話でNGに「あの会社もう駄目だよ。もうじき潰れるよ」と言ったのではないかと想像する事もある。気の短いNGはカッと来て頭の血管が切れた。そういう可能性もなきにしはあらずだ。そうなるとNGの怒りは僕に向かう。その怨念で浮かばれず時々僕の夢に現れる。そうなのか…?

だから近頃僕は彼に対し手を合わせ「お前はもう死んだんだ。迷わずに早く高い所に上がって幸せになってくれ」つまり浮かんでくれと祈っている。そしてもし僕が幸運に恵まれて大きなお金が入った時は、彼に支払うべき数十万を、彼の遺族に支払おうと思っている。でもその前に運弱く僕がコケてしまえば、それは僕自身の負債として、あの世に持って行かなければならないものだ。会社を潰した僕にはこれだけではなく、友人や兄弟に借りた数百万の借金が残っている。友人や兄弟達はもう何も言わないが、事実としては彼らに迷惑をかけている。

だから僕は多分この負債をあの世まで運ばなければならないかも知れない。つまり来世で償うべき負債を…。でもそれは自分の自業自得と言おうか、宿命と言おうか?でも死ぬ時は綺麗サッパリ諦めて、心を軽くしてあの世に旅立ちたいと思う。何しろ小さい頃から脆弱な僕が、この世である程度の夢を追い、出来る限りの努力はした筈だ。それで負けるなら、挫折するなら、それはそれでしょうのない事だ。だから溜め込んだ負債も、あの世に持っていかざるを得ないだろう。NGとの腐れ縁も考えてみると、そういう前世からのいわく因縁があったのかもしれない。何しろ高校時代からの友人だ。「済まんなNGよ」…。

今日の夢はこれだけでは終わらなかった。朝食後もグッスリ寝込むと、今度は親父が飄然と立っている。何もない灰色の空間の中にただ一人飄然と立っている。そしてまた僕は眠る。その後の夢は、僕は突然着衣のまま風呂に入る。風呂桶?の中には既に可愛い女の子が入っている。まだ小学生高学年か、それとも高校生位か?とにかく女の子はニコニコ笑っている。なんという素朴な可愛さ…。僕は気になって「幾つなのッ」と訊く、彼女は答えずただニコニコ笑っている。そして僕の濡れたトレーナーの上を脱がせてくれる。トレーナーは濡れて身体に張り付いていてなかなか脱げない。

僕は気になって思わず彼女の胸を見る。キチンと膨らんでいればもう大人だろう。でも彼女の胸は少し膨らみ、乳頭は赤みがさしているだけだ。どうもまだ子供らしい。でもどうしてこんな夢を見るのか?近頃高齢と腎臓欠陥で性欲などはない。近頃は僕の愚愛妻にも手を触れていない。それなのに、何だこの夢は?そして目を覚ますと昼の12時近かった。今日は一日雨のようだ…。