親父参上? (PD-220、要記憶)

昨夜は寒く散歩は快適とは言えなかった。帰ってくると女房はまだ帰っていなかったので、僕はそのままカーペットの上にゴロ寝をしてしまった。そして親父の夢を見た。画面は暗く、僕は自分の家にいて2階から下へ降りる。家には姉を始め家族が何人かいるようだ。そして多分皆が集まる何かがあったようだ…。

すると突然親父が現れて僕と出かけようとする。僕は慌てて喪服を着、本当は黒いネクタイをする筈だが、何故かグレーのネクタイをする。ヒョットすると出かけるのは葬儀ではなく、何か式典のようなものなのか?親父は真面目な表情をしている。それと僕は親父がかなりシワイので?タクシーではなく歩いて行きそうなのでやや心が引けている。でも親父と僕に関係のあるものとは何だろう?何が起こったのだろうか?僕はKA家の代表として親父と一緒に出かけるんだろうか?何か僕の名誉や利益に結びつく事ならいいが、下手をすれば兄弟の葬儀や、僕自身の葬式では有るまいな?

親父は北海道で自分の所属する会社を大きくして、2代目を社長にし死んでいった。僕と親父を繋ぐものはその辺りか?でも今さらそれはチョット無理がある。2代目ももう相当な高齢だし、僕の事などは覚えてもいないだろう…そうかといってこの世の中で、僕が表彰されるような事は何もしていない。何しろ僕は破産者で失敗者だ…。でも近頃は毎日のように僕自身の多少の再生、回復を祈っているが。出来ればこのまま沈んでしまうのではなく、もう一度少しは回復をしたいと願っている。自分の体調も自分の事業面、所得面でも…。


その後12時を過ぎて夜の眠りについたが、そこでもやや面妖な夢を見る。僕は幕末の時代にいる。しかも多分長州藩の九州に面した海岸にいる。自分の父親はどうも蘭学者らしく、しかもこの場所で戦争指導をしている。父の周りには多くの兵士達がいる。そして僕を息子として認識しているようだ。でも何で突然長州なのか?僕の前世は長州の蘭学者の息子なのか?それもあまり出来のよくない凡庸な息子のようだ。でも唐突にこんな夢を見ても戸惑うだけだ。しかし昨夜からチョット尋常ではない夢を見続けている。親父がこんな神妙な顔をして出てくるのは珍しい事だ。ヒョットするとこれは親父ではなく、僕の親父的な立場にいた人の事か?それならば彼は一体誰だろう?とにかく突然唐突に不思議な夢だった…。