自分の背丈に合った夢 (PD-230)

今朝の夢は以前に見た広いテニスコートの夢。そこで僕は長いラリーを続けるのではなく、自分のサービスを失敗し続ける。ダブルフォールトどころではなく、トスが上手く上がらない。だから何十回やっても上手く打てない。ここまで腕が落ちたのか?以前僕のファーストはフラット、セカンドはスピンをかけていた。そして出来るだけ思い切り打つ。だから夢の中で思い切り何十回も空振りをする。だから試合にもならない。その内元DA社のお父さん社長KM(現在はもう93歳?)が心配して駆けつけてくる。とにかくもう僕は、それが何であれスタートが出来ない状況である。

だからもっと素人的に球を上げて、それをポコンと打てば緩いサーブは入る筈だが、僕はトスが上手く上がらないのに思い切り打ち、空振りを続ける。つまり人工透析を始め、80%にパワーダウンした僕は、昔のように思い切った行動、処理が出来ない。思い切った仕事が出来ない。その現状を認識しろと言う事か?でもそれは分かっている。これからは現状の自分に合わせた思考と行動、仕事をしなければならない…。まことに残念ながらそれは自分でも十分分かっているつもりだ。では今後一体僕はどうすればいいんだろう…?これが始めの夢だ。

次の夢はもろに人工透析の夢。僕は真円を少し潰したようなオレンジ色の小さなスペースの中に女性と二人でいる。どうも僕の愚愛妻ではないようだ。どうも今の状況を考えると、それは怖い看護士のお姉さんか、あるいは今後一緒に透析を受ける患者のオバサンかもしれない。僕らは二人でその唇型の容器の中で、二人で腎臓病の回復を図っているようだ。そのオレンジ色の楕円は、唇のように横端が尖り、真ん中は二つに割れている。まあ巨大なオレンジのあるいは赤の唇のような形だ。その上さらに、僕らの状況を見て、僕のイラストレーターの大先輩ARさんが駆けつけてきて、僕に叱咤激励を送る。彼女は僕より数年上だがまだ現役のイラストレーターで、今もバリバリと活躍している。彼女のファンタジックで綺麗なバタ臭いイラストには今もファンが多い。でも何でARさんまで僕の心配をしてくれるんだろう?僕は途中でイラストレーター、デザイナーを辞め、営業、プランナーに転向した変幻の人生を送ってきた…。


それと昔から人付き合いが悪く、孤独と孤立は僕の人生と思っていたが、それでも例え狭くても深い親族のつながりがある。今でも僕を心配してくれる僕の姉、僕の次兄、さらには天使のように優しい次女のYO子。勿論僕の愚愛妻も…。さらに死んだ父・母・長兄が夢の中で僕にアドバイスをくれ、心配してくれる。おまけに先日は僕の大家の?住吉様まで僕に励ましを?くれる。こんな世捨て人のような僕でも、必ずしも孤独・孤立ではないんだ。だから僕は近頃僕の人生の、あるいは前世、来世への、周囲への分厚い広がりと深みを感じ始めている。只単に僕だけの存在ではないんだ。僕の周りには広い分厚い世界、存在がある…。だから近頃僕の体はボロボロだが、何だか僕は奇妙な安心感に包まれている…。