夢で復讐される (PD-231)

今朝は嫌な気分で目が覚めた。午前3時だった。今週から人工透析に通い始めて僕はまだまだ戸惑っている。そして近頃、以前の僕の悪業?あるいは頑固主義が?夢で復讐される。そして夢の中で僕は自業自得と笑っている…。

以前DA社にいた頃、テニスの企画やイベントを複数やっていた。そして僕の所に情報源として、T大出の怪しい男MEが出入りしていた。僕は彼と組んでテニスの企画を進めていたが、彼は人間的に難しい所、危うい所がありJTA(日本テニス協会)のジュニア委員を解任された。僕もJTAとは色々ジュニアの企画を進めていて、数十年前かジュニアの世界大会を日本に招聘し、7年間大会を開催していた。夢はそのジュニアの企画について…。

僕は若者と共にJTAとジュニアの育成企画を進めていたが、そこで突然僕は解任される。そしてJTA集団の中にドクターMEがいた。そして出入り禁止のSDもいる。僕は彼らの画策により?そのプロジェクトから追放される。僕と組んでいた若者は困惑しているが、彼らの僕に対する憎しみはヒタヒタと感じられた。僕は以前MEに対しても、僕に契約上の重要な項目で嘘をついた為、それ以降出入り禁止にしていた。

僕は夢の中で苦笑いをする。何と数十年もたって彼らは夢の中で僕に復讐した。僕が一人その会議の会場から立ち去る時、SDとすれ違い、彼は僕に対して胸をそびやかした。何と子供っぽい。というか可愛い事、まるで小さな子供のようだ。いいよいいよ、僕は今や透析老人でやっと細い命を繋いでいる哀れな男だ。夢の中で復讐するのも結構な事だ。やりたいようにやったらいい…。近頃人の嫉妬や恨みの深さには愕然としている。僕はそういう点では淡白で、僕の人生の基準は若い頃からいつも、自分の行動は常に天が見ている。だから天に恥じないように行動するのみだと思っていた。でもそれは周りから見ると、随分傲慢に見えるのかもしれない。だから数十年経って、夢の中で復讐しても一向に構わないヨ。自分にとっては全てが自業自得だから…。

僕は自分の仕事のテーマの一つとしてJTAと組んで、テニスのジュニア育成企画にズ〜ッと携わってきた。でも殆どは企画倒れであった。それは多分、それらの仕組みを進めるには大型のスポンサーが長期にわたって必要だからだ。僕にはまだそこまでの力はなかった…。でもその考えは後にJTAの盛田会長に?引き継がれ、彼が個人的に?金を出し、今の錦織に繋がったと聞いている。これは失礼な言い方かもしれないが、公共的な意味からすれば、そういう施策は誰がやってもいい。こういうパブリックな事業は誰かがやる事が重要だ。だから今錦織が世界的に活躍している事は僕自身の喜びでもある。特に日本人男子は今まで、体力的に世界で活躍するのは無理だと思われていた。でも彼はそれを果たしつつある。今後も彼の身体が持てばいいんだが…。  


でもとにかく今頃になって、大昔のプロジェクトの復讐をされるとは思わなかった。やれやれ何と執念深い男達よ。あるいはこれは単なる悪夢なのか…?