お元気IC (PD−237)

元気者のDA社ICが誰かと話をしている。画面は暗い。そして彼は急に怒りだしその男と別れる。彼は仕事を開発しようとして、その男と話をしていたらしい。でも話にならなかったのだろう。そういう事は良くある事だ。普通の慎重なビジネスマンであれば、調子のいい広告屋には警戒するものだ…。

僕は若者を連れていて、ICと一緒に社に戻ろうとする。彼は僕に昼飯を食おうと言う。僕らはその辺のレストランに入り、空いている席に腰掛けた。そこは神田神保町の何とかという喫茶店に似ていた。僕は若者に言う。「お前は年寄りの俺よりも、元気のいいICに色々教えてもらった方がいいヨ」若者はそうですかというような顔をする。お調子者のICもすぐそれに同調する。いずれにしろ普通の営業ならば、自分の下に人が着く事を凄く喜ぶ。これは普通の人間の素直な感情?だ。つまり自分の手下を持つという事だ。


夢はただそれだけだ。でも元気者のICが相変わらず元気なのはいい事だ。たとえそれが夢の中でも。僕は近頃もう野望を捨てたので、もうリタイアパーソンなので、昔の夢を楽しむだけだ。でも本当に今もICには元気でいて欲しい。僕がDA社を止めて以来、あの会社は低迷を続けている。まさか潰れる事もあるまいが、皆元気でやっていて欲しい…。