火鉢に火が! (PD-246)

昼食後またリビングでうたた寝をした。リビングに敷かれたホットカーペットは電源が入っていて暖かい。僕が寝込むと女房がそっと毛布を掛けてくれる。何て優しい奴なんだ。僕はいつも内心感謝する…。  

夢の中では僕は自分の6畳にいる。そこは以前にいた並木か、それとも今の団地(南区永田みなみ台)かは分からない。僕は相変わらず物持ちで、部屋の中はガラクタで埋まっている。僕は何か大きな白いものを開梱しようとしている。そこに部屋猫ブンタが入ってくる。そして僕に懐かしそうな顔をする。そして奴は白い荷物の向こうに横になった。そういえば僕はまたしばらくブンタに会っていない。彼も寂しいんだろう…。

そして夢の中に次男坊、僕の兄もいた。彼も懐かしい。もう会わないで10数年が経つ、多分…。彼は今札幌で一人暮らしだ。奥さんと別れ、奥さんは名古屋の娘の所にいる。近頃は時々姉や次男坊が夢に出てくる。特に僕が人工透析を受けるようになってからは頻繁にだ。彼らも僕の事を心配してるんだろう…。

そして僕の部屋の入り口脇の本棚の下の大きなスペースに、幾つかのガラクタと共に大きな火鉢が置いてある。火鉢は古いものだが、そこにはまだ灰が入っており、いくばくかの炭も入っている。炭は殆どが燃えカスだ。でも何だか暖かい。僕は火鉢に近寄ってよく見た。何と火鉢に少し残っている炭が赤くなっている。これは奇ッ怪な!自然発火か、誰かが火を付けたのか?このままでは火事になる恐れもある。僕はそこで目を覚ました…。


実際の僕の部屋には火鉢はない。もし火事の恐れがあるとすれば、寒がりの僕が今でも時々付けている電気ストーブだ。近頃ボケてきたので時々消し忘れる。気を付けよう。本当に気を付けよう。まだ黒焦げにはなりたくない。それと足の悪い女房まで巻き添えだ…。夢にしても不可解で嫌な夢だ。うたた寝はろくでもない夢を運んでくる…。