天敵ナイト(PD-252)

近頃の夢は本当に底意地が悪い。今朝は天敵の夢だ。僕の天敵の一人、クーデター男MZがまた僕を騙す。どうして奴はこんなに根性が悪いのか?僕と若いスラーッとした女の子が、暗い海岸で何か人助けをしている。しかし深夜になったので僕らは長いコンクリートの階段を全速力で駆け上がる。上の駅に着くともう最終電車は出てしまった。するとそこに突然MZが現れる。そして3人で金を出し合ってタクシーに乗ることになった。しかし深夜の大通り 、タクシーはいない。すると突然2人は消えてしまう。多分手を取り合ってホテルにでも行ったんだろう。

ところがやはり突然、僕の背後に不気味な物の怪のようなババアがいて、背後から僕を羽交い締めにする。そして不気味に囁きかける。給料の一月分を置いていけ〜ッ!僕は必死に腕をふりほどこうとする。しかし僕の周りには既に数人のあやしい男達がいる。ババアはさらに僕をグイグイ締めつけてくる。僕はそこで目を覚ました。

でも MZは本当に何故僕を欺き、敵対するのか? DA社では僕の部下で、組合の委員長でもあった。彼はある時不祥事を起こし、営業本部長である僕は彼を処罰せざるをえなかった。だから彼はクーデターを起こし、そして死んでも僕を恨んでいるのか?そして夢の中でも敵対するのか?人間の本性の怪しさ、そして陰湿さ。僕のような単純な人間には計り知れない面妖さだ。ああ恐い恐い…。