近頃気づいたこと(ND-15)

死が間近な僕?が、それでも時々死んだ家族が僕を心配してくれる。あるいは指示をくれる。頻繁に出てくる母、長男は母と一緒に時々出てくる。彼は自分を全うできないで、30代半ば事故で死んだ。だからヒョットすると、母は長男に対する扶養義務がまだあるんだろうか?彼を小説家、文筆家として現世に送り込むまで…。彼は高校時代国語の神様と言われていた人だ。父はたまァに一人で出てくる。それも僕にとって重要な件で。だから彼ら3人は明らかに僕の守護霊だろう。
でもこの頃やっと気づいたことがある。あの世では基本的に霊魂は一人ひとり、つまり独立しているという事だ。本当ならば、現生と変わらないならば、父と母は一緒に出てきてもいいはず。でも一度も一緒に出てきたことはない。それとどうも霊のグレードも違うようだ。明らかに父の方が高い所にいる。昔小樽の霊媒師が父を呼び出し、そして父の事を語ったが、彼は生前の行いが努力家で優秀だったため、天の高い所にいて八幡様の手伝いをしていると言った。確かに彼は立志伝中の人で、戦後数人で始めたパン屋を北海道一にした人だ。僕は彼の懸命さに、一途さに、子供ながらも感銘していた…。



昔スピリチュアルの本で、人は死ぬとどんなに仲の良い夫婦でも、いずれは一人で過ごすと。だから僕も多分将来は、僕の愚愛妻と別々に暮らすことになるんだろう。もちろんあの世でだけどネ。でも僕ら家族はおそらく身近な霊団としてあの世に存在するんだろう。家族だけではなく、僕にとって身近で縁の深い人も。多分前世も来世も…。そして僕や女房は、死んだあとは僕らの二人の娘たちの守護霊になるんだろう。だから僕らは死んだ後も気が抜けない。だから子育ては本当に大事だ。幸い今のところ娘二人はシッカリ生きてくれている。でも長い人生、どんな災難や障害が起きるかもしれない。だから僕らは気が抜けない…。