指切断(PD-271)

この頃は自分の身近な事の夢をゴチヨゴチヨ見ていてとても書く気にはならない。今朝もゴチョゴチョした夢を見続けていたら、最後に突然衝撃的な場面が出て来た。僕はハサミを持って自分の指を切ろうとしている。そして切った。僕は右手にハサミを持ち、左手を広げ、指の付け根と第三関節の間を小指から切っていく。夢なので別に痛くはない。僕は人差し指と親指を残し切ってしまった。でもその指はポトリと落ちない。そして血も出ない。でも僕は何で自分の指を切るんだろう?

例えば糖尿病が悪化して足を切断する事はよくあるようだ。僕の長女の旦那の父親も片足を切断している。僕も知らんうちに足の指が腐ってきているんだろうか?あるいはこの頃歳のせいでポンポコポン女房と愛を交えることもなく、僕の一物も役に立たなくなっているため、若い女の子とセックスする事を時々夢想する。この夢想が実は罪悪で、僕はその悪さをする左手の一部を自ら切断するとでもいうのだろうか?

でももしも本当に指を切断する事があれば、それは多分病気のせいだろう。今は腎臓を悪くして人工透析を続けている。でも僕は懲りない人間なので、今でも普通の食事を続けている。塩辛いものも平気で食っている。だから本当言うといつコケるかは分からない。でももう68年も生きたからいつ死んでもいいとタカをくくっている。僕は本当に不遜な人間だ。多少自分の命を馬鹿にしている所がある。でもつい最近マブダチのブンタが死んで、僕は本当に寂しい。ブンタは僕の長女夫婦の愛猫だった…。

でも本当は人の命、生き物の命は尊いもので、その根源となる魂は幾世代も生と死を繰り返している貴重な存在だ。だから僕はその時の自分の命を多少軽んじていても、命の根源の魂には畏怖と敬意を払っている。数年前僕は衝撃的な夢を見た。僕の内なる宇宙は広大で、その中にオレンジ色の燃える球体があり、その球体がドンドン大きな星になっていく。それは僕の魂なんだろう。魂はあの世で命を受けると?この世に降りてくる。そして何らかの役割を果たす。そして役割が終わるとまた魂の故郷へ戻っていく。


今僕は多分、僕の命の役割は今回は終わったのだと感じている。今は家族のため細々生きている。何しろ僕が死ぬと年金の額が減り、僕の愚愛妻は困るに違いない。だから僕は今は妻のために生きている。だから大した事はやれなかったが、僕のこの世での今回の主要業務は終わったと感じているので、だからいつ死んでもいいと思っている。でも生まれ変わったらその世で何とか大きな役割を果たしたいと思う。だから僕は変な人間だ。そして見る夢もやや変だ?