パイプ人間(PD−278)

僕は手にパイプをつけたまま横たわっている。人工透析と同じように血管に2本のパイプをつないで横たわる。ここは病院ではなくどうも山里のようである。

僕は又移動する。目の前は巨大な饅頭のような形をした、そして黒々とした山である。といってもせいぜい100メートルにも満たない高さで、急な斜面は黒々した木々で埋っている。僕はその下で又パイプをつけて横たわる。どうも僕はこの山に来る人たちの為パイプにつながっているようだ。でもどうして?僕は何の役に立っているんだろう?

夢としてはやはり変な夢だ。僕は公共的パイプ人間だ?それにこの黒々した小山は、時々夢に出てくる存在だ。一体何の象徴だろう?今朝は珍しく地は霧に閉ざされている。団地の数棟先はもう霧で見えない。多分こんな景色はこの団地へ来てから初めてだ。勿論ランドマークも見えない…。

お魚定食(PD−277)

今朝は珍しい男の夢を見た。僕の後輩、僕が4年の時一年生だったお利口さんのKMの夢である。それもKMではなく彼の孫の夢だ。小さな女の子二人が僕の家で朝飯を食うという、何だか良く分からない夢だった。僕の家は僕の小さい時のように広く、多分昔の小樽の家だ。

KMの孫たちは板の間に座り箱膳?を前にしている。そこにはご飯と魚を焼いた皿が一つ置いてある。多分タラだろう。僕は皮は食べても食べなくてもいいヨと言っている。でもこの孫たちは利口そうだ。皮を食べようとしている。魚は本当は皮と身の間に旨味が凝縮しているという。だからこいつたちは何が美味いのかを良く知っているようだ。

僕は小樽の出身なのでタラの焼き物は良く食べた。勿論皮も食べた。特にシャケは身よりも皮の方が美味い。でも夢の中に今は食べないタラが出てくるのでビックリする。それにお利口KMの孫たちとは一体何だ?近頃KMには会ってもいない。僕がフリーの時は彼によく会った。彼はお利口なので大手AK社の役員をやっていた。僕はいつも彼のところに企画を持ち込んだ。しかもかなり荒唐無稽な企画を。

ある時僕は彼に対して怒った。僕の企画をいい加減に扱ったからである。それ以来僕は彼とは会っていない。でも今考えればそれは僕の方が悪い。だから近頃彼との喧嘩別れをやや悔やんでいる。僕は我儘だった。悪いのは僕の方である。でも突然彼の孫が出てきても面食らう。しかも僕の家に滞在し朝飯を食う。一体これは何なのか?
















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出ずっぱり(PD−276)

今朝は親父が出ずっぱりの夢を見た。近頃親父の夢が多い。以前はタマァに僕に重要な注意や示唆をするために出てくるだけだったのに…。今朝僕は親父と行動を共にしていた。しかも何かをオヤジに教えていた。親父は多少ボケているようだ。

僕は昔務めていた霞が関の事務所のソファで、親父の物件のチェツクをしている。そこは大手の不動産会社である。僕は複数の不動産物件シート?をチェツクしている。そしてその後お茶を飲みに親父を連れ出す。僕は親父の手を引き虎ノ門交差点の方に行き喫茶店を探す。親父はそれだけボケていた?

この頃の親父は一体誰だろう?あるいは何だろう?今朝は僕は親父をリードしていた。前から言っているように、親父は北海道の数百億の企業の創業メンバーであり、僕は小さい頃から彼を尊敬していた。その親父を手伝い、しかも業務上のチェックをする?そんな偉そうな…。これは何を意味しているんだろう?

例えば親父は、近頃付き合いのある誰かだろうか?でも近頃僕の付き合いは透析仲間だけだ。それも病院の待合室での数分だけだ。そこに会長と呼ばれる老人はいるし、確かに何かの事業をやっているようだ。僕はその老人とは親しい。でも多分彼ではないだろう。じゃあ近頃頻繁に夢に見る親父は一体誰なんだ…?

製造業(PD−275)

近頃やたらモノづくりの夢を見る。つまり何かの製造を始める、あるいはそのコンサルをやる。それは機械メーカーであったり、家具メーカーであったりする。そして夢の中で真剣にモノづくりの過程を考える。僕はまるで新規事業開発家?のようだ。しかも次から次から、夢の中で真剣に考える。

でも僕は美術系の大学で、昔からコミュニケーション事業就職を考えてきた。しかも新卒からリタイアの時までずっとその通りになってきた。その中でいくつかの大きなクライアント開発や、スポーツ事業開発を行ってきた。だから個人的な成果としては、マアマアの実績を造れたと思っている。だから僕のビジネスライフはマアマアだと思っている。

でも近頃の夢はそうではなく、僕は製造業に特化している。毎晩のように色々な製造業の事を考えている。でもそれはやはり具体性を欠く。それだけその専門分野で知識がないからだ。今朝は名古屋の食品メーカーと、ビール醸造に関するコンサルをしていた。ブランドについてもポンビールとか何とかの具体的な名前を考える。

でも何で製造業の夢ばかり見るんだろう。近頃老化して、せいぜい病院通いと散歩程度が行動のほとんどなのに、わざわざ面倒な製造業を起こす夢を見る。潜在的に僕は製造業が好きだったのか?製造業は実は結構地味で苦労の尽きない事業だというのに?もしこのまま製造業の夢を見続けるようなら、僕は疲労して死んでしまうかもしれない。ヤレヤレ…。

帆柱の上(SD-77)

僕は目のくらむ高みに上っている。帆柱が林立する外洋多帆船の帆柱の上だ。この船は今建造中で、船全体がまだ建造途中なので真っ白である。材は何か分からないが、今の所骨組みだけで無垢の木材の白さである。

その帆柱の上に船頭の息子と副船頭の息子が立っている。あるいはナンバーワンとナンバーツーか?僕はせいぜい航海長の倅ぐらいか?でもこれは一体いつの時代なのか?日本では外洋多帆船は造られなかった?江戸幕府の姑息な政策でせいぜい千石船止まりであった。もしあるとすれば日本が積極的に海外進出した戦国時代か?それとも転機を迎える現在の日本を象徴するものか?


ナンバーワンとナンバーツー、それに僕と3人が高みにいる。これは日本の政治状況のパロディなのか?安倍は二世議員、しかし野田や橋下は二世ではない筈。そしてもう一人暴走老人がいたっけ。その息子がいて。鳩山は二世だが政界を引退した。それを引き継ぐ息子はいるんだろうか?そして僕は一体どちらに味方するのか。僕は一体誰なんだ?ヒョットして橋下か…。

代取社長((PD-274)

今朝の夢は単純な夢。僕の泊まる?ホテルの宿泊名簿に親父の名前が書いてあった。代表取締役会長と役職も。僕も役職を書こうとしている。代表取締役社長と。つまり同じ会社で親父は会長で僕は社長だ。

親父は昔地方の製造業の専務だった。変わった人で社長死後、社長になれと言われてもならず、専務のままでいた。その方が現場で動けるからいいという事だった。そして社長の大学出たての息子を取締役で入社させ、数年で社長にさせた。親父は清廉潔白の人だった。

今朝の夢は何か意味があるんだろうか?僕が会社でも起こし社長になり、あの世の親父がバックアップで後見するのだろうか?僕は以前勤めていた広告代理店でほんの一時期取締役だった。それで僕は会社の経営者がすっかり嫌になった。現場でバリバリ動いていた方がずっといい…。


でも今朝の夢も昨日の夢も親父が出てきて、僕を導いたりバックアップしてくれる。もうじき僕に何かが起きるのだろうか?僕はもう一仕事やるべきなのか?近頃僕は多少のお金が入るようにとは祈っていたが…。

砂浜の波の壁(PD−273)

今朝は二度目に起きる時に夢を見ていた。僕は小樽の熊碓海岸の砂浜にいた。僕は海から数メートルの位置に立ち海を見ていた。海は荒れていて?渚には10メートル位の高さの波が垂直に立っていた。つまり海面が書き割りの絵のように、灰色で垂直の壁を立て、その上は波の丸い小山が峰を並べるように立っていた。そして砂浜にも波頭にも白波は立っていない?全面灰色である。

この海の向こうには、死んだ親父が船で向こうの陸地?に行っている。船と言っても小さな手漕ぎボートである。僕のオフクロも僕の背後にその存在を感じる。その僕も船に乗って船出しようとしている。でも10メートルの海の壁にどうやって船を出すのだろう?何しろ浜に10メートルの書き割りのような波が建っている。だから海は荒れているはずだが、頭頂には丸いうねりが立っているが、それは少しも動かず書き割りの絵のようだ。

こんなところに一体どうやって船を出すんだろう?僕は少し途方に暮れる。でも僕の親父はその内帰って来るだろう。それにしても親父やオフクロの夢は本当は只事ではない。彼らは僕に一体何を言いたいんだろう?書き割りのような波は一体何を現すんだろう?小樽の熊碓海岸の夢はこれまでも良く見た。それらは夢によってさまざまに変化し姿を変える。例えば海岸のすぐ先に小さな美しい砂浜が有ったりする。でも実際はそんなものはない。海の底が畳のように四角く区切られていて、僕は何かを得ようとそこに潜っていく。あるいは近くにある小樽港の防波堤を、防波堤の外側をどこまでも潜っていく。僕は海の静かさと暗さを増す青さを不気味に感じている。


僕にとって海の夢は一体どんな意味が有るんだろう?僕の健康状態を現すのだろうか、それとも僕のビジネスを現すのだろうか?それと海は一体何の象徴だろう?一年位前には小さな島の砂浜で、大きなハマグリを3個取った夢を見た。でもそのハマグリも一体何の象徴だろう?やはり僕にとって海の夢は不可解で不可思議なものだ。もしこれが何かのメッセージであれば、こんなに不可解な示し方をしなくてもいいのに…。だから海の夢を見てもいつも意味不明、難解で悩んでいる。そしてその内忘れてしまうが、また時々海が夢に現れる…。